大どんでん返しが起こった。
予想通りである。
昨日待機中に、担当看護師から電話があったが、その内容はとんでもないものだった。
私が検討していた施設の審査が終わった
結果はオッケーだが、入所するにあたって、空きがない
空きが出るまでに、約三ヶ月かかる
入院が長くなってしまうので、その間、こちらの紹介する施設に入って欲しい
4月18日入居で進めている
一度家族で行って施設を確認し、契約をして欲しい
一応はいはいと聞いていたが、電話を切って考えていると、何だか腑に落ちない。
今日は休みで、唯一の友人の家に遊びに行っているカミサンにこの結果を電話すると、彼女は怒り出した。
私は、病院から言われた施設が予算的に合わないのと、元公務員、2割負担ということで、傍から見れば金があると見られているだろうことと、施設と病院との間には何らかのしがらみがあって、それに乗せられるのが本当に、心から嫌だったのと、などなど、そのような理由から、自分で施設を探した。本当に一生懸命になって探した。
電話をして、足を運んで、施設長と話をして、心から納得した上で契約をした。手元には要介護2ならいくら、要介護3ならいくらという見積もりがあるし、入所が決まった際の持ち物リストもあるし、そして、私たちに対して特別に示されたプランのチラシもある。そのチラシには、残り4部屋と記載があり、私たちはここを何度も何度もカミサンと二人で確認して、契約をした。
これをさておいて、入所には時間がかかる、空き部屋がないという。その打ち合わせの現場には、私たちと話をした施設長ではなく、その組織のケアマネと、副施設長が来ていた。
私は施設長に確認を取った。お休みだったのだが、施設の方が察して、折り返し電話をくれるように取り計らってくれた。
電話はもしかすると来ないのかとも思った。人を信じて傷つくならいいやとも思いながらトラックの中で待機していると、施設長から電話がかかってきた。
その声は、やはり私たちが惚れ込んだ施設長のものだった。きちんとこちらの話を聞いてくれた。自分は立ち会えなかった事へのお詫びと、その他数点について確認をした。
家に帰ると、カミサンは激怒、憤慨していた。
私たちのやることなすこと全てが上手く行かず、全てが病院に遮られている事への怒りが爆発している。
今回もよくよく考えれば、どうして病院からの施設に入らねばならないのだろう。もう一度契約するとか、足を運んで確認するとか、考えられない。一度入ったら、きっと出られないだろう、などなど、本当に酷いことを言われているのだなと、カミサンの様子を見て、私もそれを実感できた。
昨晩はこんな事もあり、殆ど眠ることができなかった。
今日、早速これから病院に電話をして、この件を解決しなければならない。
病院と介護施設との癒着は、本当に困ったものだ。