昨日は、親の介護の打ち合わせを兼ねて、東京の実家へ行ってきた。
これまでは車で行くことが多かったが、今回はえきねっとで格安の新幹線を探して行くことにした。
事前の予約で約3割引になるきっぷは既に販売が終了していたが、グリーン車が割引になって、通常価格程度で販売されていたので、景気づけにこのきっぷを取った。
当日の昨日、仙台始発の新幹線のグリーン車に乗ってみると、乗客は一人だけ。しかも、その人は女性の総合職のような方で、私が予約した席の隣にいらっしゃる。
広いグリーン車内で、二人だけなのに、隣同士なのか。
端っこから予約は埋まって行くとは言うけれど、まさか新幹線の一両の中、二人同じ並びになるとは。
軽く礼をして一度腰掛けたが、やはりこれはグリーン車ではない感覚だ。
席を外し、席を変更してもらおうと車掌室へ行ってみるも、車掌さんはいらっしゃらない。
諦めかけて踵を返したら、目の前に車掌さんが現れた。車内の巡廻をされていたようだ。
慌てて席の変更を申し込むと可能とのことで、反対側の窓側に変更してもらうことができ、無事にここに落ち着いた。
席に着くとまず、車内のwi-fiをスマホに繋ぐ。便利になったものだ。
そして、同級生のグループLINEから抜け出すべく、メッセージを書いて送信した。
するとすぐに一番仲の良い友人から返信があり、気持ちはわかるし考えは尊重するけれど、辞めなくたっていいんじゃないか、放置でもいいんじゃないか、とのご意見。
その後も次々に、女性からメッセージが届き、介護が大変だね、身体気をつけてね、などと励ましてもらった。男子はその彼だけで、女性は一人を除いてメッセージをくれた。
新幹線の東京駅は三連休の初日で大混雑だった。私は京王線の高幡不動駅に向かうべく、中央線の快速に乗り新宿に出て乗り換えて、という頭で、混雑の中を進む。
かつて東京モノレールの大井競馬場の近くまで通っていた時に、浜松町に行くのに東京駅から回った事が何度もあったので、この辺りの乗り換えは身体が覚えている。
中央線快速、京王線と乗り換えて、無事に地元駅高幡不動へ到着。
写真を撮っていたら接続が悪くなり、少し待ち時間ができてしまったが、京王バスに乗って無事に実家へ到着。
実家では姉とも合流し、久しぶりに話をした。
これからの母の介護はもちろんだけど、問題は一人になってしまった父の方ではないかな、という感じがしている。
何とかゴミ出しは覚えてくれたようだ。
洗濯は、基本的には地域のお助け隊というところに頼んでやってもらっているが、洗濯機で脱水だけを行うのができないようで、姉に教わっていたが、なかなか難しいようだ。
食事は基本的にはワタミの宅食。それ以外は姉がパウチに入ったお粥を容器に空けて用意し、それを電子レンジで温めて食べている。これも覚えるのに大変だった。何もわからない父は、パウチごと、電子レンジに入れ、爆発させてしまったりした。
父は母と同時に介護認定の申請をしていたが、かかりつけ医の見解、意見書をもらいに行くのが遅れ、認定が遅れている。母は要介護4が確定している。
母が手術後のリハビリをしている老健施設は、実家からそれ程遠くはないが、山の中腹にあるので、途中の坂道がきつい。
姉は週に二日、母の洗濯をして、洗濯物を届けてくれている。車の免許も持っていない姉が、何とか姉の旦那さんにも協力してもらいながら頑張っているのを聞いて、頭が下がる思いだった。
今後どうなるかは、リハビリを続けた上での母の回復にかかっている。様子を見て、施設側でアドバイスをしてくれるとのこと。基本的には自宅に戻り、父と生活をしてもらいたい。でも、母の回復具合によっては、それが困難かもしれないし、前にも書いたかもしれないが、そもそも母が戻ってきたいのかもわからない。
母は以前から、父と暮らすのを嫌がるような発言を何度もしてきた。話が威圧的だ、言葉が怖い、一緒に暮らしたくない… そんなことを、私の妻や姉にこぼしていた。時には涙を流しながら。
今回、姉はこの事を父にハッキリと告げた。さすがの父もしょぼくれていたが、父は脳天気なところもあるので、一日すれば忘れてしまうかもしれない。でも、姉はハッキリと「お母さんはね、お父さんの喋る言葉が怖いんだよ。だから家に帰ってきたくないって言ってるんだよ。わかる? このままじゃお母さん、家に帰ってこないよ。お父さん、喋りかたを少し変えて、もっと優しく接してあげなきゃだめ。お母さんが戻ってきてもね、昔みたいにはいかないからね。いろいろとやって上げなきゃいけないんだからね」と言っていた。
今回はかなりきつく父に言ったので、それなりに効いているとは思う。しかし母がどう思い、どの程度回復するかが、今のところ全てだと言っても過言ではない。合わせて、今後今の父にどのような介護認定が下りるのか、そしてどのような行政の支援を受けながら、どのように暮らして行くのか。まだ、今の時点でははっきりとわからない。
いずれにせよ、家族と行政で何とかサポートしながら、親の生活をみていかねばならない。
幸いにも、姉は実家の近くに住んでおり、現在は無職でそれなりに時間が取れるし、身体も悪いところがないようなので、長男としては本当に助かっている。
今度は3月の10日に行く予定だが、それまでに父の介護認定が下りていればいいのだけれど、このような事柄は、あまり自分のペースに引き込もうとすると疲れるだけなので、行政のリズムに合わせて、あまり気負うことなく、気持ちを楽にして取り組んでいこうと思っている。




