昨日の日記をアップした後、自分のサイトにおすすめで表示されている、介護の過去記事を読み直してみた。
今まで私は、義理の父、実の母、そして実の父と三人の介護というか世話をしてきた。
義理の父の時、最終的に病院や介護施設とのやり取りでは積極的にやりとりをしたものの、それ以前、介護の認定とかサービスや介護内容に関してのカンファレンスなどは、妻に任せていた。妻も、彼は実の父ということもあるのか、あまり私には言ってこなかったので、介護が始まった当初、積極的に関与することはなかった。
しかし、これは実に大変で、病院から断れないような強く強引な勢いで突然呼び出されたり、その上「まだ来れないですか?」などと催促される。介護施設のカンファレンスなどは回を重ねていくと型式的なものになりがちで、それなのにこちらの仕事の状況が加味されるでもなく参加は強制的で、しかもそれが大嫌いな父のことと言うことで、妻には大きなストレスがかかっていたのだ。当の本人義父は娘である妻に「ありがとう」の一言もなく、介護して当然のような態度を取るというように、ストレス倍増の要素もあった。
結果として、因果関係はわからないが、妻はストレスから子宮頸がんを発症することになってしまった、と、これは本人が言っている。証拠を示せと言われれば難しいものの、おそらく間違いない。
そして母が家の中で大腿骨を折って救急車で搬送、病院に行き手術、入院。そうなると当然のことながら看護師や病院側の担当者との話し合いが発生する。そして次は、退院後はどうするか、どの位の予算があるか、病院の施設担当の方などとのやり取りがはじまる。例えば突然「こちらを出てからは老健施設を考えています」なんて言われたところで、これが何だか私にはわからない。ローケンが何なのか、先方から説明があるわけではなく、一つ一つ起こってくる出来事や物事、言葉に対して対峙して行かねばならない。このローケンだって、リハビリを目的としていて自宅へ戻る事を念頭に運営されていて、病的なケアはしてもらえるものの今まで入院していた医者とは違って健康保険では入ることができず、介護保険適用でも月に20万程度かかる、なんてことは、今まで生きてきた常識の中ではわかるはずはなく、状況に向き合わなければならなくなったからこそ勉強してわかるようになった、と言う感じの事柄が次から次へと発生し、大変なのである。
幸いにも私の方は近くに姉がいたので、妻の時のような大きなストレスはなかったものの、これだけでもかなり大変だった。父も母もこの時までは実家に二人で住んでおり、行政との関わりは全くなかったので、その後は介護認定などの手続きもあった。
母が家にいなくなると父一人で家にいるようになった。父は家事ができない。食べることとトイレ、銀行関係とお金の管理はそれなりにできるけれど、掃除、洗濯、買い物、ゴミの管理などは母が担っていたので、全く出来ない。
これらをやろうとしても父は出来ないのだ。本人はやろうとしているものの、なかなかできなくて私に何回も電話がかかってくる。洗濯においては、一度ホースを風呂側に伸ばしておかなかったことから下の階へ水を漏らすという事故を起こしたこともあった。水道の蛇口は閉めてと言ってもできなかったり、かろうじて洗濯ができても、ベランダへ干す時のアプローチで転倒などが懸念されたことから、当時お世話になっていた包括支援センターさんとも相談の上、洗濯は禁止した。
家事の全般がこのような状況で、地域の「見守り隊」を頼んだりしながら何とか凌いでいたが、認知症もからんできて、私への電話も頻度が増して、どうにも辛くなってきたので包括支援センターさんに相談して、今お世話になっている多機能グループホームという所にお世話になることになった。私の場合は行政との絡みがたまたま上手く行ったので父の入所は比較的スムーズだったが、これも要介護認定をお願いする一から始めるとなると、大事な時間も足りない脳みそも吸い取られ、かなり大変な思いをする。
幸いかな、私の脳は年齢のせいもあるのか物事を忘れやすくなってきているので、このように苦労したことも今はこのように書こうとしなければ思い出さなくなった。でも、こうして思い出すと、父からの電話は酷いときには一日30回くらいはかかってきていたし、それが「今日は寒いだろ、エアコンは何度だ?」「今日は毛布か、羽毛か?」というよな同じような内容が多く、さらには「家に人が入ってきて大谷翔平の野球を見ているけど、あいつら、追い出していいよな」というような、オカルト話も出てきて、やはりこれはこれで大変だったなと、思い出す意味も込めて再び書いてみた。
とにかく、介護の当事者になると、大変なのだ。自分を吸い取られ、弱い人はメンタルをやられてしまう。
アドバイスをするなら、行政の機関が近くに必ずあるので、困ったなと感じたら相談してみることだ。でも、お金がないというような状況になってしまうと、これはこれでまたきついものがある。
幸いかな、我が家は両親とも年金を90前まで溜め込んでいたので、これと年金とで何とかなっている。
とりとめもないので、この辺で終わりにしておくが、とにかく介護は人を蝕んでしまう可能性を秘めているので、私の体験が役に立つかはわからないけれど、皆様お気を付けいただきたいと思う。





