平成15年に新車で買って今も乗り続けている、トヨタカルディナの車検が上がってきた。
主にカミサンがパートへ行くための手段、その後の買い物に使っている。私はメンテナンスと時々夫婦で出かけるときに運転する。殆どの使用はカミサンだ。
左右のリヤフェンダーにぶつけてしまった跡があり、そのままにしている。パールなので塗装で色を合わせるのも難しいだろうなと思ったのと、引っ張り出せば何とか目立たなくなるだろうとのことで、そのままにしてある。Amazonで買った道具でへっこんだ所を引っ張り出したら、それほど目立たなくなった。
今は殆ど見なくなったステーションワゴンタイプで、砲弾型で、今見てもそれなりにカッコいいと思っている。今は走行距離14万キロだが、壊れるだろう所は頭に入っているし、まだまだ使えると思っていた。
しかし、カミサンと喧嘩をした際、「どうして二人で働いているし、実家暮らしで家賃もかからないのに、新しい車が買えないの!」なんてことを言われた。かつてバブルの頃なら車を車検毎に買い換えるなんていうステータースもあったのかもしれない。
実際に私は、そのまた若い頃は数々の車を所持して来た事もある。でも今は違う。新車で買ったなら、いつまでも乗ってあげたい、買い換えなくたっていいじゃないか、という感じに変わってしまった。給料が安い、儲からない副業にカネ注ぎ込んで貧乏だ、なんて事もある。私もカミサンも、新しい車を買うというようなモードで、毎月のお金の管理をしていない。私は私であれこれ気になる物を通販で買ってしまうことも多いし、カミサンはカミサンで、化粧品や日用品など、Amazonのヘビーユーザーだなんて自分で言い張っているというように、新車を買うようなモードではないのだ。これも歳のせいなのかもしれない。
過去をさかのぼると、前回の車検は勤めていた運送会社の工場にお願いした。キャリパーがダメだ、と言われて新品にしたのだが、この前取っておいた部品を今さらながらに見ると壊されたような感じになっていて、これも酷いなと思った。確か部品工賃で4万円位した。
その前の2回はオートバックスに出した。オイル交換を勧められたりあれこれ私にとっては必要のないの整備、こう言ってはいけないのかもしれないけれど、カネがなく、車の整備が生活の一部となっているような私にとって、これらのアナウンスはストレスになった。出してみると、スタビライザーリンクがダメだと言われて交換した。部品工賃など交渉する余地もなく、ばっちりと定価で払った。東京トヨタにいた頃は部品工賃全てが7がけだったので、これは未だに抵抗がある。重箱の隅を突かれるような感じがして、あまり気分が良くなかった。
この前新車を検討したサブディーラーさんから、「車検の際には是非お願いしますね。見積もりは予約制になっていますので…」と言われたのだが、これもまた、おそらくあれこれを取り替えませんか、というようなアナウンスがあるような気がして、気が進まなかった。
結局、いつもランクルヨンマルでお世話になっている近くの整備工場さんへお願いした。殆どの作業は自分で行い、車検通過だけをお願いした。とても気持ちよく引き受けてもらった。
車検は無事に終わり、引き渡しの際に「ドライブシャフトが… ですね…」と言われた。自分ではあまり乗らないのでわからなかったが、シャフトがそろそろらしかった。帰りに乗って帰ったが、私には症状が掴めなかったというか、まだ致命的ではなかったが、部品を見る人が見るとそうなんだろうなと思うと、気が気ではなくなってきた。こちらの「来年買い換えますので、何もしなくていいですよ」というニーズを踏まえて、あえて何も言って来てくれなかったという、工場側の優しさが余計に響く。
調べてみると、部品工賃でそれなりの値段がする。シャーシはまだ走っていると思うので、リビルトはおそらくあるだろう。でもここは自分でやらない方がいい。引き渡された日と次の日の午前中くらいまで、この事ばかりを考えていた。
2日位して、とにかく今は走れるし、音もまだ出ていないので、このままで行こうと思えるようになった。人間の脳は上手くできていて助かる。
そして今日、駐車場の草取りを終えると、カミサンがやってきてカルディナへ乗り込んだ。エンジンをかけると、「きゅるるるる…」、少し音がする。エアコンのコンプレッサーか、発電機もといオルタネーターか、それとも一度取り替えているウォーターポンプか、しばらく取り替えていないベルトか…。何ともなく、この先も乗ることができるかを考えると、またもや頭が痛くなってくる。
ベルトは持っている。ウォーターポンプも買ってある。テンショナーは中国製の怪しげな物がある。オルタネーターは壊れた時を想定して、中古品をヤフオクで買って持っている。エアコンだとお手上げだ。
こんな事にお金をかけてきたから、新車が買えなかったのだ。
ということで、ローンが通るようになったら、新車を買おうと本気で思っている。
日本の車検制度はいいんだか悪いんだか、このように悪いところを発見できるという点ではいいけれど、私とは違って何も車のことなどわからない庶民が、必要のない整備をすすめられてしまうという点ではどうなのだか。
とにかく、そこそこお金のかかる車の維持に対して、私はディーラーでの経験なども踏まえて自分でいろいろと考えて何とか判断することができているので、これだけは長い間生きてきて良かったなと思えることの一つだと思っている。





