近所のスーパーの敷地内に、「あじまん」というお店がある。

 冬が近づいてくるとコンテナを改装した店舗が運ばれてきて、営業がはじまる。

 春になるとコンテナ店舗が撤去され、営業は終了する。

 名前から想像できるように、東京で言うところの今川焼きを販売するお店だ。

 少し前からたこ焼きもはじめたようだ。

 このあじまん、仙台市内には三店舗しかない。結構人気がある。

 10月までは人員が確保できていないのか、かなり不規則な営業をしていて、冬のあじまんを楽しみにやって来ても買うことができず、残念な顔をしながら帰る人が多かった。
 11月からはさすがに繁忙期なので、確保している人員がいるのだろう、通常営業しているような感じがする。

 価格は110円。あんことクリームがある。少し前まで100円だったが、つい最近値上げをしたばかりだ。大きさは、周囲は水筒の蓋くらいの感じで、厚みはそれなりにある。

 中で働いている人は、求人情報によるとあじまんレディーと言う。仕込んで焼いて、販売して、袋に入れて、金銭の授受まであるので、結構大変な仕事のようだ。

 昨日、床屋に行く途中で観察してみたところ、5人くらい並んで待っていた。事情通によれば、平日だろうが休日だろうが、結構並んでいて、繁盛しているらしい。
 
 実家近くの多摩センターの駅にも今川焼きのお店がある。ここは今もやっているかどうかわからないけれど、30年以上は営業している。結構いい商品かもしれない。

 キッチンカーなどを考えている人は、あじまん、今川焼きに挑戦すれば売れるのではないかな、なんて考えてみたけれど、効率よく焼いて商品を提供するには、それなりの規模の設備が必要だろうから、やっぱり車では難しいのかな。

 とにかく今年も大人気のあじまん。

 我らが地域に白鳥と共にやってくる、冬の名物なのである。

追伸
調べてみると、多摩センター駅にある今川焼のお店は今でも営業されているようです。
創業は1981年、屋号はシャルム 大判焼のお店で、今は一個170円で様々な種類の大判焼が販売されています。
商品はとても好評です。
ご主人がちょっと愛想がない時があるというお話も。
1981年といえば、昭和56年ですから、まさに私が多摩センターのデニーズでバイトしていたあたりに開業されたのですね。

小倉あん、クリーム、チョコレート、白あん、紫芋あん、チーズハム、レアチーズ、どれも美味しいと評判です。