東京で桜が咲いた。
昭和40年代半ばの春、私が東京の世田谷区の松沢小学校という所に入学した際に、確か桜が咲いていたと記憶している。当時、入学祝いだか何だかで桜の苗木をもらって、貧乏借家の猫の額にも満たないようなちっぽけな庭に植えたので、結構覚えている。
50年が過ぎて、地球の温暖化が進み、桜の開花が早くなってしまった。
私が今住んでいる宮城県仙台市では、カミサンの記憶によれば、桜はゴールデンウィークに咲いていたという。今年の開花予想では、三月末に咲きそうなので、これまた大幅に開花が早くなっている。
地球温暖化対策は待ったなしなのは、このような状況を見れば誰もがわかるはずだが、なかなか思い通りに行くものではないようだ。
人間は相変わらず森林を伐採したり、油や温泉などの限りある資源を、今の自分達のためだけに採掘している。電気が発明され、便利な生活をはじめてしまった現代では、なかなか昔の生活に戻るのは難しいといったところだろうか。
こんな事を偉そうに書いている私だって実は同じだ。
老後が心配だから、今の給料に加えて、もう少しの収入を得るべく勉強しましょう、などとかっこいいことを言いながら、なかなかどうして実際の作業ができずにいる。
運転の仕事が忙しいとか、睡眠時間がギリギリだからとか、寝落ちしてしまってどうしようもないからとか、そのような言い訳はいくらでもある。
でも成功するためには、ここを何とかして乗り越えて、毎日時間を見つけて、自分なりに工夫して、作業を継続して行かねばならない。
私も愚かな地球人の一人であることが、これで証明された。
何とかこちらだけは続けることができているけれど、もう少し頑張らねばいけない。
桜も咲き、今年はコロナ解禁ということで、今の運転の仕事もそこそこ安定してくれるとの予想もある。
何度も何度も言っては鎮座してを繰り返しているが、今年こそは何とかしなければならない。
病院にいる義父も東京にいる私の両親も、かなり弱ってきている。まだ生きているうちに、何とか体制を整えたいと思っているので、もう今しかない。
サクラの開花と侍ジャパン景気に乗っかって、今年の春こそ私も頑張らねばと思っている。