マイナポイント

 毎年e-Taxで確定申告、青色申告をしていることもあり、マイナンバーカードは制度がはじまってすぐ、カミサンと一緒に手に入れた。

 これがなければ、e-Taxでの本人確認手続きができない。

 その後も何度か、コンビニで住民票を取ったり、印鑑証明を取ったりして、平日の昼間役所に行くのが難しい私としては、漠然と便利な物だなと思っていた。

 カードを作った時に流れでポイントを手に入れた。どこのサービスを使ってどのように使ったのかは忘れてしまったが、とにかく5000円分、ポイントを使ったと記憶している。

 その後、政府がいろいろと宣伝しているのはわかっていたが、もう既に手に入れたのだし、ポイントももらったので、私たちには関係ない事だと思い込んでいた。

 数日前、健康保険証とこのカードを紐付ける事が私にもできるのだと知り、やってみたら簡単にできた。

 よく見ると、この手続きをすると「私でも」7500ポイントもらえるのだということが、今さらになってわかった。

 そして更に見ていくと、マイナンバーカードに銀行口座を紐付けることで、更に7500ポイントもらえる事がわかり、これもすぐに登録してみた。

 インターネットの面倒臭い作業を、今まで散々やってきた私とすれば、こんな事は何でもないことだった。この作業で、15000ポイントをもらえる事を知らなかった私は何だったのだろう。情報通のカミサン然り。

 自分ももちろんいけないのだが、政府の広告もちょっとわかりずらかったような気がする。カードを持っていても、第二弾としてポイントを進呈することや、一度カードを作って5000ポイントをもらった人でも、これらの手続きをすることによって、15000ポイントもらえるということを、もっともっとわかりやすく訴求して説明してもらえれば、私もカミサンも気が付いてすぐに行動できたのではないかと思う。

 私の場合のきっかけは、マイナンバーカードを作る人が2月末に役所の窓口に殺到しているという事を伝えているニュースだった。何の気なしにマイナポイントのアプリを開いてみたところ、私もポイントをゲットすることができる人の対象だということがわかった。

 ということで、ポイントをもらう権利を有し、ポイントをどこかのサービスに移行する手続きをした。

 以前はよく使っているdポイントだったような気がしたが、今回はカミサンが一番使い勝手がいいと言っていた、ペイペイに入れてみることにした。

 手続きが済んで翌日見てみたのだが、ペイペイの画面上では15,000円が使えるようになっていない。サポートを見たり、カミサンにLINEで聞いたりしてみると、PayPayポイントを実際にお金の代わりに利用するには、PayPayポイントの利用設定を、「支払いに使う」にする必要があるらしかった。初期では(確か)「貯める」になっているので、これを「支払いに使う」に変える必要があるとのこと。

 アプリのどこから入るのかもわからなかったが、サポートページの画面を見ながら、何とか切替えることができ、無事に15,000ポイントを手にすることができた。

 カミサンはといえば、マイナンバーカードに入っている、公的個人認証サービス(JPKI)の期限が切れてしまっており、2月28日には手続きができなかったものの、よくよく見てみると、マイナンバーカードの発行自体の締め切りは2月末だけれども、保険証と口座番号の登録に関しては5月末まで期限が延長されたようで、役場に行ってこの更新手続きをすれば、同じく15,000ポイントを手にすることができることがわかり、彼女もとても喜んでいた。

 二人で3万円分のポイントを、受け取り損ねるところだったが、無事に手にすることができてよかった。

 行政のサービスには、このように少しわかりずらい物もあるので、これからも注意して行かねばならないな、と、思った次第であります。