![契約](https://i0.wp.com/xn--68j3bk2iq712awn3b.jp/wp-content/uploads/2023/04/keiyaku.webp?fit=597%2C597&ssl=1)
カミサンは無事に介護施設に行き、義父の入居の契約を済ませてきた。
彼の要介護の認定がどうなるかわからないが、おそらく要介護4として、介護保険の自己負担分も2割で、かかる費用としては、毎月私の運転の仕事の手取り額以上を支払うようになる。
私の稼ぎが悪いのか、義父の年金が高いのかはよくわからないが、日本は今まさに老人のケアと介護のビジネスが真っ盛りであることを身をもって知ることになった。
荷物は降ろすことができたようだった。カミサンも慣れない書類書きを何とかこなしてくれて、無事に契約を済ませることができた。
ようやくここまできた。長かった。
当初は「医療のプラン」が提示され、もしかするともう少し安く入ることができて、少しは毎月貯金もできるかな、と思っていたが、彼の現在の病状では、この医療プランには該当しないとのことで、通常のプランとなり、当初考えていたよりも割高になってしまったが、それでも一応、私たちの持ち出しはなく、彼の年金でギリギリ何とかなりそうという所におさまったので、これで良しとしよう。
施設は綺麗で、介護の現場の方達もとても感じが良く、おそらく数多く見受けられる介護施設の中でも、かなりいいところを探すことができたのではないかと思っている。
介護施設入居など右も左もわからぬ中、病院からの毎月25万から30万かかるというとんでもない提案を蹴り飛ばし、仕事もしながら、空いた時間を利用してあっちこっちに電話をして、何とか理想の終の棲家に辿り着くことができた。
その上、病院側からは、あたかも仕組まれたかのような、とんでもない連絡の数々があり、その都度夫婦で大きなストレスを抱えながら、いろいろと調べたり、電話をしたり、文句を言ったり、何だりかんだりしながら、ほんとうに、ようやく契約に漕ぎつけることができたという感じなのである。
私たちがこれほど苦労していることなど、義父は知る由もないだろう。カミサンはそれにまた腹を立ててしまい、全ての経緯を、言葉で言うとこっちもストレスが溜まってしまうので、手紙にしたためて、介護施設入居時に渡すと言っていた。
義父は何とかなりそうだが、あと、東京の実家に、私側の両親も二人いる。こっちは姉が今は買い物などをしてくれているが、同じような事をしなければならない状況になるかもしれない。
不幸か幸いか、今回このような事を経験して、介護の仕組みが少しだけわかったような気がしている。
介護施設の方々には大変なご迷惑をおかけすることになるとは思うのだけれど、この先もどうか、よろしくお願いいたします。
お世話になった介護探しサイトは こちら でした。とても探しやすかったと思います。