懲りない性分と情報商材の誘惑:稼げる情報にまた手を出した話

 懲りずに情報を買ってしまった。

 稼げるとかの情報である。

 本日限定、6480円。微妙な値段だった。

 私はこのまま運送業界で75歳位まで働き、その後は年金をもらって生活しようかと思っていた。でも、どこかでネットを使った仕事の夢を捨て切れてはいないのが現実。

 心の隙間に、このような情報は入り込んでくる。

 もう買うまいと思っていたのに、稼げるとか、これは本物とか、裏技とかの言葉に、悲しいかな潜在意識が反応してしまう。

 借金まみれの状況では買う気も起きないのだが、先日は24日仕事をして、この次の10日の給料は、少ないなりにも少しばかりの余裕がある。

 そんな心の隙間を突いて、このような情報は入ってくる。

 インスタの広告でもない、メールマガジンで販売されているものだ。

 私はこれ程までにスマホが普及する黎明期に、iPhoneのアプリを作ってリリースしたことがある。親から50万円借金して作り、一応ストアには載ったのだけれど、あてにしていた広告は上手く機能せず、ダウンロードなどは雀の涙で、見事に収益には結びつかなかったという苦い過去がある。

 このアプリ開発に関する契約をしたのが、この会社だった。

 今は殆ど使っていないメールアドレスに送られてきたので、久しぶりだなと思ってしばらくは見ていたのだが、タイトルのキーワードを見て、メールを開封して、読んだが最後、この先、この位の投資で状況を変えることができるならいいかなと、新しく作ったAEONカードで決済してしまった。

 内容はまだ見ていないが、一部はグレーな裏技的なもののような気もする。

 でも、中には私が取り組めそうなものや、今後のヒントも隠されていることを信じてしまっている。

 懲りない、困った性分だ。

 今までさんざんやってきて、ここに落ちついたつもりだったのに、である。

 またご報告したいと思う。