衛星アンテナレベルチェッカーと釘付きケーブルステップ

 我が家はしばらくの間、BSの調子が悪かった。

 テレビを買い換えた際は業者の人に配線をしてもらい、ディスクレコーダー経由できちんと映っていた。

 しかしその後、妻が少し配線を触った際に突然BSが映らなくなり、その状態がしばらく続いていた。

 私はアンテナから配線までの何かが悪いのだと思い、調べてみようと、Amazonで衛星アンテナレベルチェッカーなるものを購入して、これで調べようと思った。

 衛星アンテナレベルチェッカーはすぐに届き、よく見てみると、これはアンテナのそばで衛星アンテナの取り付け位置や角度をメーターと音でチェックしながら調整するためのもので、ちょっと違ったかなと思った。

 とにかく繋いでみると、きちんと針が振れて音もするので、大丈夫かなと思い、ケーブルを繋ぐと、今まで映らなかったBSが映り、妻に非常に感謝された。

 ところが数日後、再びBSが映らなくなった。これまた突然である。

 妻の申告後、私がいろいろと試してみても、やはりBSは映らない。

 私もだんだんとヒートアップしてきて、配線の劣化、つなぎ目、分配器、窓の隙間のケーブル、アンテナ本体などをチェックしてみたが、答えは出ない。

 冷静になって考えてみる。

 隣の死んだ義父の部屋にBSのコードがあったので、それに彼が施設で使っていて出戻ってきたテレビを繋いでみると、映る。

 そのコードを、隣の私たちの部屋に持ってくればいいと思い、コードを辿ってみると、なんと部屋の上部に分配器があり、その一方は私たちの部屋に来ていた。

 そのコードに繋いでみると、BSが映った。

 妻に聞くと、これはテレビ取り付けの業者が「これは昔のアンテナで私たちが処理することはできないので、ここにこうして残しておきます」と、そのままにしておいたものだそう。これが義父のCSアンテナから私たちの部屋へと分配されてきたコードだった。
 これで無事に見ることはできたのだが、何だか納得が行かない。私たちのCSアンテナが故障しているのを、何とか修理して使いたいという本能的な欲求が高まる。

 今朝起きて、再び作業開始。

 隙間ケーブルが怪しかったので、隙間ケーブルを介さないで直接繋いでみる。しかし映らない。

 義父のテレビを二回のベランダに持って行き、直接繋いでみる。これも映らない。アンテナがダメなのだろうという症状だが、アンテナは7-8年前に設置したもので、突然壊れるとは思えなかった。

 衛星アンテナレベルチェッカーは、義父の使っていたテレビからは、電源が供給されないようだった。これもまた、作業をややこしくした。

 今まで繋いでいた状況に戻し、アンテナ近くの分配器のコードを外して、部屋からのコードに衛星アンテナレベルチェッカーを繋ぐと、電源が確認できた。ということは、ここまでの配線に問題は無いということだ。

 衛星アンテナレベルチェッカーのもう一方を、アンテナに繋いでみる。これが本来の使い方だ。

 はじめは反応しないかに思われたが、角度や向きを変えると、微妙に反応が違うのがわかった。音と針のふれで、一番レベルが高いだろう所を本能的に探り当て、そこで10ミリのネジを締めてセットしてみる。

 そういえば、一回目にチェックした際、角度と向きが違うんじゃないかと、結構大胆に向きと角度を修正していた。

 一階に戻って、BSのスイッチを入れてみると、何とこれが正解、きちんと映っていた。

 CSのアンテナは本当にデリケートで、数ミリというか、感覚の単位での設定が要求されるのだなということを勉強した。

 ついでに、屋根の上の配線もチェックし、垂れ下がった所を針金と専用のクギ付きケーブルステップというもので固定した。これが奇跡的に2つ、工具箱にあった。

 何日かにわたって、どうしてBSが映らないのかずっと考えていたので、これで完全に解決することができた。

 結局は、BS,CSアンテナの取り付け角度不良による映像障害、ということになる。

 当初、衛星アンテナレベルチェッカーはあまり役に立たないなと思ったが、結局はこれによる調整が効を奏した形となった。

 同じような症状でお悩みの方、アンテナにアクセスできる環境であれば、お試し下さい。

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