本日は、先日の集まりで言われていた、ジチョウ、実態調査なのか、事実調査なのかは関係者のみぞ知る、の日である。
私たちが申し込みをした施設の方が義父のいる病院にいらっしゃり、実際に義父の様子を見て、この人を施設で面倒見ていいのかどうかを判断する、という調査なのだそうだ。
私たちに対して名前を名乗らなかった病院のドクターは、「大丈夫だと思っていても、どんでん返しがよくありますからね」なんてことを平気な顔をして言っていた。まあ、よくあることなのだろう。覚悟はできている。
義父はかなり痩せたものの、身体が大きく太っている。介護は大変だと思うが、この辺りは病院側からの情報が提供されると思う。今まで何とかできていたので、問題ないのかとは思うが、こればかりは私もはじめての経験なので、よくわからない。
病院にしろ、介護施設にしろ、最も重要なのはぶっちゃけて言うならお金だろう。
義父は今、要介護度の変更の手続きをしているが、看護師さんの話では、おそらく要介護4になるだろうとのことだった。最大の寝たきり意識なしという状態が要介護5なので、その一歩手前、寝たきりで意識があり、生活全般に関して介護が必要、というレベルである。
今現在要介護4で、この先もおそらく良くなることのない高齢者を預かることができれば、介護施設の経営側としては、経営が安定するのではないかと思っている。もちろん、携わって下さる介護の方には、同じ給料なのに、大きな負担になってしまうのだろうけれど。
腹膜透析も然りで、義父の腹膜透析を診てくれる病院に対しても、毎月私の給料の倍以上の額が病院に対して支払われる。国の保護制度で本人は1万円の負担で済むので、普通の患者ならこんな事は考えもしないだろうけれど、私は常に義父に対して支払われるお金に対してアンテナを張っている。介護と医療を同時に行ってもらえる施設であれば、言い方は悪いのは承知で、これ以上ない物件、なのだろうな、と思うのである。
義父には40年以上住んでいる、一戸建ての住宅があるし、年金収入はとりあえずあるし、私たちも今は元気で何とか仕事をしていて、彼の世話をする事ができているしで、自分なりに考えてみたところでは、審査に落ちる要素はないとは思うのだが、こればかりは医師から「大どんでん返し」なんて言葉が出てしまっている手前、どうにも私にはわからない。
私も妻も、何とかこちらへお願いしたいと思っているので、昨日私は、先日お話させていただいた施設長あてにメールを書いた。
できる限りの事はやったつもりなので、あとは結果を待つのみである。
このあたり、病院と介護施設とでは、いろいろとあるような気がしている。年間600万円程度の売上げが期待できる物件なのだから、誰でも欲しいのではないかと私は勘ぐっている。
そこを何とか、お世話になる施設に対していい感じになるようにという思いが私たちにはあるのだけれど、これが上手く伝わって、実際にその通りになればいいなと思っている。
今までこうやって文章を書いてきた経験を最大限に活かし、昨晩は一通のメールをしたためたのだけれど、これが何とか機能してくれればいいなと思っている。
たぶん、大丈夫だろう。
最悪の結果の大どんでん返しは、介護側と医療側とで剥離が生じた際に起こるものと考えられるが、私は先送りしてこの状況を把握し、起こってしまいそうな剥離に対し、私の伝家の宝刀であるメールを書き、対策をお願いしたので、おそらく大丈夫だと思う。
空回りしなければ、たぶん、大丈夫だろう。