AI

 最近chatGPTという言葉をニュースでよく聞くようになった。

 これはAIを使ったチャットシステムで、とても頭がいい。

 今現在は、インターネットに接続する環境があれば、誰でも使うことができる。

 実は私も使っている。

 今現在、私たちは何かわからないことがあるとき、検索エンジンを使って検索をすることがあたりまえになった。スマホに語りかけるだけで検索結果が出るようになるなど、数十年をかけて検索エンジンは進化を遂げてきた。

 しかし今、この仕組みが根本的に覆されるかもしれないという懸念があり、グーグル社内では非常事態が宣言されている。

 物事を調べようとする私たちは、検索結果を得るためにキーワードを考え、出てきた検索結果から、自分に合った答えを見いださねばならない。

 今は広告が増えたこともあるし、検索結果が私たちの答えを完全に満たしているかと言えば、それは疑問である。検索結果は数十ページにも渡り、仮に答えがなかなか見つからなければ、私たちはひたすらサイトを閲覧しなければならない。

 ところがこのchatGPTだと、対話形式で、AIがインターネットを使って学習した答えを返してくれる。その答えが少し違うなら、質問内容の文章を少し変えて再度質問することで、かなりの精度の答えを得ることができる。

 かつて日本語の文章を自動生成するのは、かなり難しいと言われていた。私もかつて検索エンジン対策の一環で、文章を生成するソフトを買ったことがあったのだが、開発者でさえも、8割方意味は繋がります、などと言っているようなものだった。

 ところがこのchatGPTは、とても綺麗な日本語で答えを返してくれる。Webライターを雇って書いてもらうようなレベルの記事が、ほんの一瞬で出来上がってしまうのだ。ほぼ完璧な日本語で、誤字脱字もないことを考えれば、ある意味人間が書くよりもきちんとした文章を生成できてしまうのである。

 検索エンジンは、人間が書いた文章とchatGPTが書いた文章とを区別する事ができるとも一部では言われているが、その精度もどうなのか、今は過渡期なのでよくわからない。

 ということで、今後私たちの検索行為は、大きく変化を遂げる可能性がある。

 しかし、完全に検索エンジンがなくなるということはないだろう、とも言われている。

 例えば昔、ラジオしかない時代に、テレビが登場した。その時にもラジオはなくなると一部では言われていたが、ラジオにはラジオのニーズがあり、今現在もラジオはきちんと残っている。

 同じように、今の検索システムもなくなってしまうことはないとは思うのだが、グーグルも広告収入が減り、それがYouTubeの運営などにも響いてくるとすれば、インターネット界隈に激震が走るであろうことが予想される。

 AIに関して、私は車の自動運転は無理だと思っていたのだが、今回のこのchatGPTの精度にはかなり驚いている。上手く使ってしまえば、ブログ記事やサイトなどを上手に作ることができる。それが収益をもたらすかというのはまた別の問題なのかもしれないが、各方面で恐るべし変化が訪れるであろうことは間違いないと思う。

 今までは、この先、サイトを作って少しばかりの食い扶持を稼いで、何とか生きていこうと思っていたのだが、これも叶わぬ夢となるかもしれない。またいろいろと情報を収集して、これから先の事を考えていかねばならない。