またまた今度は、介護施設の施設長から電話が来た。
いつもは事務所からだが、今回はお休みなのか、携帯電話からの電話だ。
入所にあたって、契約手続きをさせていただきたいのですが、都合の良い日はありますか?とのこと。
勝手に日にちを決めて、半ば強引に言ってくる病院とは違って、施設側は良心的だ。今回契約ということになれば、私たち個人と施設との話であるから、今回病院は関係ない、と言いたい所だが、やはり退院日が決められているので、それまでに段取りしなければならない施設側には、それなりの苦労があるのだろう。介護施設の求人情報などを見ても、休みが多くて残業もありません、と書いてあるので、こちらの施設長もおそらく今日は休みで、プライベートの時間に電話をしてきてくれたのだろう。
来週はじめの月曜日はカミサンが休みだったので、カミサンとも相談し、私は行けないけれど、月曜日にお願いしたい旨を伝えた。
こちらは休みなので、そちらのご都合のよろしい時間でいいですよ、と言ってあげたところ喜ばれ、午後いちばんの、13時からということになった。
夜になって、いよいよだなということで、あらかじめ買い揃えておいた入所にあたっての必要な物全てに名前を書いて準備をした。我が家は子供がいないので、持ち物に名前を書いたことは殆どなかったのだが、今回、義父の名前をあっちこっちに書いて、何だか不思議な気持ちになった。
持ち物は日用品が主なもので、その中で一番値段が張ったのは、部屋のカーテンだった。防炎の指定があり、大きなホームセンターに見に行き、何とか見つけて揃えることができた。カーテンにも遮光やら猫が登らないやら、いろいろな機能が備わっているものがあったが、その中でも防炎は一番高かった。一人の老人のための一人用の部屋のカーテンでも高いのに、これを一軒家丸ごと分買い揃えたら大変だろうな、なんて思った。家をようやく買ったけれど、カーテンが買えない、なんて話をかつて聞いたことがあったが、なるほどなと思った。
今日、私は仕事なので、午後からカミサンが施設に行き、正式な契約の手続きをしてくれることになっている。
道中気を付けて、何事もなく、無事に終わればいいな、と思っている。
ちなみに入所にまつわる品物一式を昨日車に詰め込んで、もし降ろさせてもらえるのなら、置かせていただこうかなと思っている。
今日も無事に一日が終わりますように。