クラッチ滑りとエア漏れ、綱渡り運行の日々

 クラッチが滑っている。

 今までギアの入りが悪かったので、昨日、クラッチの調整をしてもらったばかり。

 一回目、荷物を積み、いつもの峠を登りはじめてすぐ、クラッチの異常に気が付いた。エンジン音の割には進まない、臭いがしてくる、スピードも出ない、クラッチが滑っている症状だ。

 峠の上にある唯一のパーキングに停めて、車庫に連絡。このままの運行は無理かと思われたので、代車を手配してもらう。

 冷静になって見てみると、なんとか目的地までは行けそうだった。

 ここでのレッカーは不可能だし、とりあえず動くし、峠は越えたしで、目的地まで行くことに。

 荷下ろしを終えて対策を練る。いつも通っているのは峠道なのだが、これは裏道で、表には国道が走っている。国道にはそれほどアップダウンがないということから、この日は国道を使って運行することにし、その後車庫に帰ってから代車に乗り換えることとなった。

 幸いにも、その後あまり重たい荷物はなく、ちょこちょことクラッチは滑るものの、何とか運行を終えることができた。

 翌日、工場で見てもらったのだが、工場の見解的には、機械的にはクラッチ滑りの症状はないと言われた。しかし、現実問題、実際の業務ではクラッチが滑っている。車庫と工場との協議の末、最終手段、これしかないということで、クラッチをオーバーホールすることになった。最低でも3日は必要とのことなので、しばらく代車に乗ることになった。

 その代車での運行の3日目、またもや不具合が発生する。今度はタイヤのエア漏れ。

 ヘッドの駆動軸の外側のタイヤのエアが、甘くなっている。見るとすぐにわかるし、げんこつで叩いてみると、反応が、びよんびよん、というような感じで、明らかに空気が抜けているのがわかる。

 これも困った。

 今日の荷物を確認したところ、これまたそれ程の重量物はなかったので、なんとかそのまま運行する。

 車庫に帰ってピットで見てみると、本来なら7キロ必要なエアが2キロしか入っていなかった。

 スペアに取り換えようと外してみると、フロント用の少し大きなサイズのタイヤがはめてあり、スペアに取り換えることができない。

 当該タイヤをホイールから取り外し、漏れている箇所を特定しようと試みたが、タイヤは正常のようだ。

 となると、空気を注入するバルブか?ということで、バルブを取り替えてみても、症状は同じく漏れる。本当にこのタイヤのどこかが漏れているのかと、今度は違うタイヤを組み付けて見ると、これも漏る。ということで、ホイールが悪いのだろうという結論に。

 スペアのホイールを外し、漏れの症状があったタイヤを組み付けると、漏れは収まった。

 漏れの症状があったホイールに、大きなサイズのスペアタイヤを組み、翌日確認してみると、やはり空気が抜けていた。

 そんなこんなでオーバーホールが完成し、昨日から自分のヘッドで運行を再開している。

 しかし、連日2時間程度の睡眠になってしまったので、昨日などはここには書けないような身体の症状が出てしまった。

 昨晩は4時間ほど寝ることができたが、この稼業もこのように綱渡りの状況である。

 昨日朝、テレビを見ていると、ジャパネットたかたが、国内クルーズ船旅行の販売をしていた。

 仕事を辞めたら、こんなのに乗ってみたいな、なんて思った次第である。