今やっている仕事は、正直きつい。
某所間を三往復する。
一緒にやっている他社の人は、70歳を超えているからなのか、それとも過去に身体の不調があったからなのかは知る由もないが、二回で帰る。
傭車先からは、2回でも3回でもいいと言われているが、私は一応3回できるので、3回と申告して、これを続けている。
私はダンプの契約で今の会社に入社した。その勤務状況が今も続いている。
ダンプカーは現場次第で、仕事があったりなかったりする。雨が降ると土壌がぬかるんで、外に土を撒いてしまうことになるので、現場は中止となる。
この中止時にはお給料を払いませんからね、というのが、日給月給の大きな特徴である。
今の仕事で言えば、仕事がない時はお休みです、お金は払いません、ということ。
これと家の仕事とで今まで何とかやってきている。
しかし、今の仕事はきつい。
仕事があればやらねばならないのはわかっているけれど、休日に何も出来なくなってしまうほど疲れ果ててしまうと、ちょっと考えてしまう。
そこで突然思い立って、バスの運転手なんかどうだろうと、採用担当に電話をしてみた。
仕事がなくなることはない。公共交通の一躍を担うと言うことで、誇りの持てる仕事だ。
かつてからの懸案事項である腹の調子も、何とかコントロールする術を身につけられてような気がする。これが一番大きい。
実は、実家近くの京王バスに始め聞いて、好感触を得たのだけれど、いかんせん遠い。車も家も引き払って行うタイミングでは、まだないかなと思った。
地元にももちろんバス会社はある。聞いてみると、65まで応募可能で最終的には73歳まで延長できるのだという。魅力を感じた。
ところが最後の最後になって、私の今の状況を説明し、副業をしているのですけれど大丈夫ですか?と聞いてみたところ、副業は禁止だった。
万事休すである。
やはり公共性の高い仕事で、税金が投入されているのだろうから、この現実はしかたない。
儲かっていないにせよ、確定申告で所得が変われば、会社にはわかってしまう。
バスの運転手の夢が、一瞬で散り果てたという一日だった。