ミラーが吹っ飛んだ

 一昨日の運行時、サイドミラーの下の四角いミラーをぶつけて吹っ飛ばしてしまった。

 いつもはない、工事現場の案内標識がガードレールの上に取り付けられており、これの上部にある太陽光発電の装置と接触させてしまった。

 ぼん、という鈍い音がして、見るとミラーがなくなっていた。これは運転手ならわかるとは思うけれど、あまり体験したくないものである。

 たまたま広いコンビニが先にあったのでそこでトレーラーの向きを変え、現場に向かってみる。車も来なかったのでハザードを焚いてトレーラーを停車させてもらい、確認すると、メッキのカバーだけが草むらに落ちていたので、これを回収した。

 トレーラーの向きが変わってしまったので、どうするか考えるも、とりあえず逆方向に進むしかない。どんどん進んで行くも、この先に向きを変えることができそうな場所がない。

 こうなってしまうと焦る。でも、焦ってはいけない、たかがミラーじゃないか、と自分に言い聞かせ、ひたすら進むと、かつて海外からお嫁さん募集の事業でいらしたとみられる某国の方が作っていらっしゃるのだろうキムチ直売店の広い駐車場があったので、ここを使わせていただき、向きを変えた。綺麗にRCが敷き詰められていたが、ほんの少しだけ掘ってしまった。申し訳なかった。

 このアンダーミラーにはメッキが施されている。かつて私はこの形と同じもので、他のドライバーさんの丸い熱線入りのミラーを逆突で壊してしまったことがある。これはUD、日産ディーゼルのものだったけれど、確か23,000円程をカードで支払ったと記憶している。

 この小さなものだって、普通に買うならおそらく少なく見積もっても1万円はするだろう。

 でも、今は便利な時代になった。メルカリやAmazonで安い物がないかを調べることができる。

 すると、Amazonにあった。メッキではないが、3000円もしないで販売されている。とにかく気持ちを落ち着かせたかったので、これを購入した。
 
 と同時に、同じミラーの古いものが、自宅の倉庫にあることを思い出した。とりあえず翌日、これをつけてみようということにして、心を落ち着けた。

 帰宅後に倉庫を探すと、あったあった、これは確かタンクローリー運転手時代に手に入れたもので、ちょっと型が古い気もするが、取り付けができれば機能する。

 早速次の日に喜び勇んで取り付けにかかってみたが、穴の位置が微妙に違い、取り付けることができなかった。

「いろいろ持っているけど、なかなか役に立たないわね」

 家に帰ると私のことをよく知っているカミサンに、こんな事を言われてしまった。

 しかし、Amazonで買ったものが無事に届いていた。これなら取り付けできそうだ。

 ということでそのまた次の日に取り付けてみると、これは完璧だった。よかった。

 でも、口コミなどを見ると、メッキのカバーが云々、と書いてある。

 もしかして?と思ってよく見てみると、メッキのカバーが取り付けられるように、本体に穴があいている。のだが、ここが大陸クオリティーで、この穴が微妙にずれていて、取り付けができないのだ。

 取り付けるには、自分で穴を開けて加工をする必要がある、と書いてあった。

 メッキカバーは救助してあるので、これを早速試してみると、やはり合体させてもネジが穴に入らない。穴の場所が違う。

 しかしここは、私の本領発揮。キリで穴の位置をマークし、先日実家の見まもりカメラ取り付けの際に買ったハンドドリルで挑戦したら、簡単に穴があいた。いつも鉄や、この前はモルタルと戦っているので、この穴の簡単開き具合には拍子抜けしてしまった。

 早速合体させ、ネジを締めてみる。

 おお、新品のように、メッキカバー付きのミラーが復活した。

 これを今朝取り付けたら、何事もなかったかのように元通り。

 ああ、気持ちがいい。

 たまにはいいこともあるもんだ、なんて思いながら、自分の持っている、カミサンいわく「よくわからない」道具達に感謝したのであった。

 そして最後におどろいたこと。

 このミラー、実に我が社の6台あるうちの同型車の、私で3台に取り付けがされていた。みんな吹っ飛ばして、Amazonで買っているんだな。

 一か月で100個以上売れてる、って書いてあったけど、凄いすごい。

⇒ これ