![メルカリShops2](https://i0.wp.com/xn--68j3bk2iq712awn3b.jp/wp-content/uploads/2023/02/CIMG0136.jpg?fit=640%2C480&ssl=1)
最近は、ちょっとした買い物で、メルカリを使うことが多くなった。
ポチッとすれば、すぐに家まで届けてもらえる。配送の方は大変だと思うけれど、我が家は少しでも配送の方々の負担を減らしてあげるべく、玄関ドア横にハンコを吊り下げ、原則置き配でオッケーです、とお願いしている。
私の使っている整髪剤なども、そこそこ安いまとめ売りがあり、最近利用するようになった。また、コーヒー豆やインターネットで紹介されていた本なども、ものすごく安く買える場合があるので、重宝している。先日も、仕事関係の本を数冊買ったが、定価1,500円程度のビジネス書でも、上手くいくと300円程度で買うことができる場合がある。
一方で、高い場合もある。私のランクルの部品など、結構高い。私の車、ランクルヨンマルの部品は、もうすでに製造されていなかったり、規制の変更で部品自体が変わってしまっているものなどがある。この、もう今は手に入らないオリジナルだと、そこそこの値段がついている。
昨日見つけたのが、ヘッドライト、シールドビームという部品。これはもう既に製造されておらず、今は新しいタイプのより明るいものに品番が変更されている。シールドビームは点かなくなったらその物自体を取り換えなければならないし、光量も少ないので暗い。でも、光に味があるし、もう既にどこでも手に入らないというプレミアが付いている。メルカリだから交渉は可能なのだろうけれど、お値段は二つで18,000円だった。価値観の違いと言われてしまえばそれまでだけれど、今の私には手の出ないお値段である。
販売側に立ってみるなら、やはりメルカリは基本的に不要品を処分する、使わなくなった物を次の人にお譲りするシステムだな、という事がよくわかる。原則、送料を販売側が負担するのが基本だし、値引きの交渉なども結構見受けられる。送料無料など、Amazonプライムのおかげで浸透してしまったが、私はAmazonほどの規模のお店ならまだしも、個人間での売買でも、買う側が負担するものではないかなと今でも思っている。
先日カミサンから頼まれて、とある物を自らが運営するメルカリShopで販売した。売値は2,000円。メルカリへの手数料が販売価格の10%だから200円。もちろんこちらが送料を負担する。80の箱だったので、宅急便EASYメルカリ仕様で850円。原価が0でも、950円しか残らない。箱代だってあるし、梱包資材だってあるし、荷物を作るのにも、送るのに宅急便センターまで持っていくのにも、時間や燃料代や人件費は当然かかる。いい商品を見つけて、よっぽど上手くやらなければ、商売としては難しいなと、私は思っている。
燃料費、人件費、電気代、全てが値上げになっている。宅急便やEASYの送料も、もっと上がっていくだろう。ネット販売の世界も、そろそろ基本的な事柄を見直さなければ、窮地に追い込まれてしまうのかもしれない。
メルカリは、送料を購入者負担にすると、着払いになってしまう。これでは負担が大きいので、出品者負担同様の宅急便EASYにできないものかと思うのだが、システム的に難しいのだろう。
Amazonでも、配送の方々の負担が、日に日に大きくなってきていると聞く。今の便利な状況は、消費者にとってはありがたい限りだけれど、この先もこのまま続くのだろうか?様々な分野での負担や不公平感をできるだけ拭ってこそ、真の便利というものなのではないだろうか。