カメラの修理に挑戦中である。
これをやろうと思って、かつて某サイトで、ジャンク品を買い溜めておいた。
先週末から作業をしているのだが、なかなか難しい。
親切に、わかりやすい写真を掲載して情報発信してくれている人がいて、この方のサイトをマニュアルに取り組んでいる。
分解していて思うことは、本当に、日本のカメラはとんでもないレベルで出来の良い精密機器なのだな、ということ。
小さなネジやスプリング、歯車や動力を伝える金具などが精巧に組み合わさり、カメラという芸術品を創り上げている。
とにかくやってみようと一つバラし始めた所なのだが、そんな想いでいっぱいである。
これをどうするんだという話だが、一応の計画では、海外に販売しようという事になっており、果たして修理自体ができるかどうか、今のところは未知数である。
道具が揃い、分解まで何とかできているので、この個体は最後まで何とかやり遂げてみたいと思っている。
私の悪い癖で、また、フィルムを買って暗室を作って現像もしてみよう、なんて考えてしまうと、プロジェクトは大赤字どころか、前に進まずに鎮座してしまうので、要注意だ。
適当な所で、何とか販売までできたらと思っている。
とりあえずの目標は、シャッター幕の張り替えで、その次にできるとするなら、シャッター速度の調整で、せいぜいこの位にとどめておかないと、この代物はほんとうにきりがない。シャッター幕の張替えまで行くにも、工程はとんでもないものがある。
結構時間がかかるので、どうなんだろう、この手の作業をマスターし、実践して利益に繋げるなら、もっと単価の高い仕事、例えばロレックスのオーバーホールとか、そこまでいかなくても、スマホを開けてバッテリーを取り換えるとかの作業の方が、効率も良く、需要もあって、儲けを得ることができるような気がする。
これを考えてしまうと、また横道にそれてしまうので、とりあえず、今取り組んでいるこの機種が十台以上あるので、これに特化してやってみようと思っている。
老後の愉しみのはずが、ちょっと前倒しになってしまった。
上手くできるといいな。