大病院への通院記録:下顎のしこりと診察の一日

 月曜日、街にある大きな病院に行ってきた。

 下顎部にできてしまったコブ、しこりを、何とかしてもらうためである。

 最近、仕事以外では家の近くをうろうろするばかりで、忙しくなってしまったこともあり、出かけることもなくなっていた。
 
 地元の外科医が取ってくれた診察の予約時間は10時で、9時半くらいまでに手続きを済ませてください、とのことだったけれど、いつものように朝早くから起きて、7時半に家を出た。

 車で行くという選択肢もあったけれど、仙台の街中の幹線道路以外の細かい道を車で走るのは好きではないし、駐車場も割引はあるもののお金がかかりそうだったので、仙石線と地下鉄を乗り継いで行くことにした。

 地元駅につくと、珍しくホームは人でいっぱい。

 放送があり、乗客の対応があり、電車が遅れている、とのこと。

 聞けば、すぐ後ろに次の電車も来ているとのことだったので、一本電車を見送り、次の電車で向かった。

 いつも車ばかり乗っているので、久しぶりの電車は新鮮である。

 一応東京出身で、かつては電車で2時間の通勤を6年位していた事もあるので、いくら電車が混んでいようが遅れていようが、何とも思わない。

 その病院は、街の中といっても結構外れた所にあるようで、駅から更に一駅だけ、地下鉄を乗り継いで向かった。カミサンが丁寧に教えてくれた。

 私の時代は手帳に付属している鉄道の乗り継ぎ表を見たり、きっぷ売り場の上にある駅名を確認したりしたものだが、今はもう、そんなことをしなくていい時代になった。朝の時間なら、きっぷを買っている人も、皆無と言っていい。

 病院へは早く着いてしまったが、実際の診察はやはり、予定時間から15分ほど過ぎた時間だった。

 担当のお医者さんは若くて感じのいい男性の医師で、丁寧に診察をしてくれた。

 はじめにエコーで見て、その後の状況としては、この部位には、神経なども通っているので、すぐに切除する訳にはいかず、やはり造影剤を使ったMRIを撮影して、その画像の情報を元に今後の作戦を考えましょう、とのことになった。

 今の仕事は月曜日が休みやすいので希望すると、今月の22日に予約を取ってくれ、その結果を聞くのが8月の5日と言う予定になった。おそらくお盆明け位の手術になりそうな感じである。

 昨日は突然の休みになったので、同じく休みだったカミサンと白石にあじさいを見に行き、福島の国見で桃を買い、久しぶりに楽しく時間を過ごして帰ってきたら、何だか今朝は腫瘍が少し成長して、大きくなってしまった感じがする。

 まあ、何とか予定は決まってきたので、慌てずに過ごすことにしようと思っている。