暖房は、石油のファンヒーターを使っている。
こちらは一応東北地方なので、冬はそれなりに寒い。
場所によってはエアコンの暖房で間に合う地域もあるようだが、我が家はかつては周囲が田んぼだったという穀倉地帯ということもあるのか、朝晩は特に寒い。
いくら灯油代が高くても、やはり冬の暖房は石油のストーブ、石油のファンヒーターなのだ。
このファンヒーターはそれなりの寿命があり、数年使っていると壊れる。国内の有名メーカーの商品だと、購入時に3年の補償がついているが、使用頻度が高い場合は、この辺りで調子が悪くなってしまうこともあるようだ。
私の二階の部屋にも専用のファンヒーターがある。少し小さなタイプだが、真冬になるとこれがなければやはり寒い。
昨日何気にいつ買ったのかを見てみると、ちょうど私がタンクローリーの仕事をやめて、アフィリエイトで食っていこうと独立した2010年製だった。
使用頻度が少ないせいもあるのか、かなり長い間頑張ってくれている。
先日ホームセンターに行って、今のタイプはどんな感じなのか、いくらくらいするのかを見てみた。殆ど性能や構造は変わらずなのに、販売価格は私が買ったときの二倍近くになってしまったようだ。
確か私が買った時は一万円でおつりが来たと記憶している。小さいタイプだから安いんだな、と思ったのを覚えている。
それが今では、一万数千円、二万円出してもおつりが少ししかこない感じの価格設定になっている。二倍までは行かないまでも、それに近い感じになってしまった。
これは大事に使わねば、壊れたら困る、長く使わねばなと、昨日メンテナンスをした。最近少しばかり燃焼だか換気だかのエラーが出るようになってきたので調べてみると、ファンヒーターの中の何とか言う棒にカスが溜まると反応が悪くなり、エラーを吐くのだという。
YouTubeに動画が上がっており、このネジとこのネジを外して、中の部品を取り出して、棒とご対面後、これを紙やすりで磨いてやると、エラーが出なくなるとのこと。もっと酷い場合は、もう少し中の部品までアクセスすれば、大抵のエラーは解決すると思う、とのことだった。
昨日は天気も良かったし、風も強かったので、このメンテナンスをやる気になり、生まれて初めて石油ファンヒーターを分解清掃してみた。
言われた通りにネジを外し、部品を一つ取り出して中の棒を紙やすりで磨いてみたところ、エラーが出なくなったようだ。紙やすりは、自動車の板金をする際に、いろいろな番手を揃えていたので、これが役に立った。
何もかもが値上がりし、そして給料は上がらずに下がるばかりの昨今。
何とかこんな風にして、出費を抑え、工夫しながら暮らしていくしかない。
私のファンヒーター、もう少し頑張って下さいな、と、メンテナンス後は祈るばかりなのであった。