風呂で寝落ち、スマホが沈黙…そして復活!

 朝、風呂に入ると寝てしまうので、風呂の外にアラームをかけたスマホを置いて、目覚まし代わりにしている。

 今日、なかなかアラームが鳴らないな、と思っていたら、結局アラームが鳴らず、どうしたものかと思っていた。

 風呂から上がり、さあ充電しようといつものようにコネクタを差し込んだのだが、反応がない。

 まさか、と思い、何度も繰り返すが、症状は変わらず反応なし。

 家電からスマホに電話をかけてみるが、家電の受話器の呼び出し音がなるものの、スマホの呼び出し音は鳴らない。

 ああ、万事休すか… 青ざめた。

 まあ私はそれほどスマホに傾倒している訳ではないので、最近来る姉や父からの電話に反応できないのが困ったな、あと、仕事の電話はどうしようか、デジタコにメールなんてボタンがあったけど、あれは何なんだろうな、買い換えはドコモショップに行くのかな、それとも通販かな、なんて事をボケッと考えていた。

 本能的に、反応しない電源ボタンを長押しというか、押し続けていた。これはいつか覚えた技というか、手癖というかである。

 するとどうだろう。数十秒後に「びびっ」と振動が来た。

 「もしかして、大丈夫かな?」望みが繋がる。

 おお、何と真っ黒画面のスマホが起動を始めたではないか。やった。

 結局、何とかスマホは起動してくれて、今は普通に使うことができている。

 よかった。

 しかし今の時代、何でもスマホである。私がもし、電車通勤のサラリーマンだったら、電車にも乗ることができない。

 これが、今月の23日で、最悪起動しなかったら、せっかく予約してお金を既にお支払いしている新幹線にも乗れないのである。

 私はできる限り、スマホへの依存をしないように心がけている。

 仕事を終え、家に帰り、カミサンに報告すると、「それ、エクスペディアでよくあるんだよ。強制再起動とか言うんだ。私もこのスマホでもう何回もなってるよ。電源ボタンとボリュームボタンを両方同時に十秒くらい長押しすると、三回振動が来て、再起動するんだよ」

 と言われた。

 カミサンはスマホに詳しい。私は興味がなく、あまりよくわからない。よくあれで文字が早く打てるもんだなと今でも思っている、もはやのじじいだ。

 まあいいや、事なきを得たからよかったのだ。

 でも、「何?お風呂で寝てるの?この前の中山美穂と同じになっちゃうよ。酔っ払いじゃなくても死んじゃうことあるんだって。だからそれ、明日からやめなさいね」

 ということで、朝の楽しみがひとつ、なくなってしまった。

 死んでしまっては元も子もないので、カミサンの言うとおりにしよう。

 私はスマホよりも新しいパソコンが欲しいな。回線を10ギガにして、サクサク動くゲーミングパソコンのような性能のいいヤツで、スキャルピングというFXをしたいなというような夢が沸いてきた。

 このような希望がなければ、人生はつまらない。

 よしよし、これを目標に、これからはがんばろう。