先日の東京は、往復とも高速道路を使わずに行った。
今までは、帰り道だけとか、片道だけ、高速道路を使っていたのだけれど、今回は超財政難のため、仕方がなかった。
屋久島のとびうお漁師はトレーラー暮らし、のコンテンツの中にも書いたように、私は元々、国道を走るのが好き。
周囲が心配するほど疲れないし、かえって楽しい。
今回は調子が良かったので、行きは、無停車に挑戦してみた。
仙台から東京までは、400キロほどある。
果たしてこの距離を、止まらずに走ることができるだろうか? という、何の利益にも自慢にもならない挑戦。
家を出る前に、結構コーヒーやら何やらを飲んだので、トイレが心配だったが、この日はそっちの調子も良く、順調に進んだ。
途中、小山あたりで積もらない感じの吹雪になったりしたけれど、最終的には2日後に同窓会が開かれる、出身高校の前まで、停止することなく、行くことができた。ここで写真を撮影したのが朝の5時前だから、8時間位、連続運転していたことになる。
今の時代、運送屋の業務でこんな事をしてはいけない。逮捕されてしまう。緑ナンバーの営業車の運転は記録が義務づけられており、4時間走る毎に30分休憩を取らねばならない仕組みになっている。
私の所属する会社でも、タコチャートという紙の媒体と、デジタルタコグラフ、通称デジタコが各トラックに装着されており、今どこにいるのか、何キロで走っているのか、さらには、ドライブレコーダーの映像までをも、会社のパソコンで見ることができるようになっている。
今回は、完全なるプライベートなので、この決まりは関係ない。
でも、適度に休憩を取らなければ、危ないに越したことはない。
まったく、こんな事に挑戦し、その結果をこんな所に書いてアップロードすること自体が、ナンセンスであり、時代錯誤であり、軽犯罪のレベルなのである。
東京の物流大動脈である、環状7号線を通って来たのだが、ここはやはり、交通量が格段に違っていた。また、走っている車やトラックの流れも、とんでもなく早かった。何とかついて行ったけれど、スピードが早すぎて、あまり気持ちのいいものではなかった。
帰りはもう、こんな事をする気力もなく、ダラダラと帰ってきたらば、同じコースでもかなり時間がかかってしまった。2時間以上も違っていた。
いつまで運転ができるのかはわからないけれど、これからはもう、自家用車は何とか維持して行こうと思っている。
たのむぞ、くるま。