googleさんの広告を掲載するため、審査中です。

 カクヨムでは漫然と毎日日記を書いていた。

 喜んで読んでいただける方がいる限り、私は書き続けようと思っていたし、独自ドメインのこちらに引っ越しをした今でも、同じくそう思っている。

 でも、書くにあたって、長い間書き続けるにあたっては、目標やモチベーション維持の仕組みが必要だ。これがあれば、もっと書くことも楽しくなるし、その楽しみから紡ぎ出される文章には魂が宿って、読者の方にも響くようになる。

 なんだこいつ、かっこつけやがって、と言われるかもしれないが、実際に私は「屋久島のとびうお漁師はトレーラー暮らし」という、かつて私が田舎暮らしを紹介していたHPにおいて毎日日記を書く中でそれを体験してきたし、こちらに来てからもそれは同様だ。

 大事なのは気持ちである。読者の方に何かを伝えたいという気持ちがなければ、日記を書く意味はない。

 その裏には、「読者の方には、私の文章を読んでもらうことで何かを感じてもらいたい、あいつは今でもがんばっているなと思ってもらいたい、遠く離れて住んでいても、同じような状況で、同じような悩みを持つ者がテキストの向こう側にいて、同じように何とか毎日を暮らしているんだなと共感してもらいたい」そのような考え、想いがある。

 googleさんの広告は、ここへ辿り着くまでの方法、モチベーションを維持するための一つの方法である。読者の方に私の想いを届けることができた結果として、報酬がもらえるシステムになっているのだと私は考えている。

 一つの方法だから、別にそれがどうなってしまおうと構わない。モチベーションを維持する方法は他にもいろいろとある。

 この広告には審査があり、googleさん側の審査に通らなければ、広告を掲載する事ができない。審査に落ちる文章もあれば、即日掲載が許可される文章もある。

 今のこの時代、この審査に関して、いろいろな情報がある。

 それらの情報の中では、審査に受かるにはどうすればいいのか、などという事が語られている。

 その中には、文字数を1,000文字以上書きましょう、見やすいように段落をつけましょう、記事毎にアイキャッチ画像を作成しましょう、10ページ以上書いてから申請しましょう、オリジナルのコンテンツをしっかりと書きましょう、などと語られているものが多いが、これらはちょっと違うと私は思う。

 このように考えている人たちは、googleさんの審査に受かりたいために文章を書いている。何のために書いているのかを、しっかりと自分の中で持たなければならない。

 お金のために、報酬のために書いているという考え方もあるとは思うが、実際問題として、これではなかなか上手く行かないと思う。まずは、読んでいただける方の事を考えて、その人たちが書き手の文章を読んで、何かを感じてもらえるように、という考え方で書いた方がいいと思っている。

 結果として、文章はそれなりの長さになるし、文章の質だってもっと良くしようと日々考えるなら自然と改善されていくだろうし、段落やイメージの挿入などはそれほど読者の方にとっては関係ないという事がわかるだろうし、と、多くの人は考える所がちょっとずれているのではないかと思っている。

 実際に今審査が行われていて、もうしばらくすれば結果がメールで通知されることになっている。早い人なら3日、2-3週間かかる場合もあるのだという。

 結果がどうであれ、私は読者のみなさまが何かを感じてくれるような、読者のみなさまの心に届く文章を毎日書き続けよう、ということだけを考えて、取り組んで行こうと思っている。

 決して、広告の掲載による収益化が目標ではないので、審査から4日目の今、ここで宣言しておきたい。