この先やってみたい習い事ランキングなるものが発表されている。
男性の一位は動画編集、二位は英語、三位はビジネススキル
女性の一位は料理、英語、三位はヨガ、ピラティス
なのだそう。
私が一番はじめに動画の作成をはじめたのは、東日本大震災の前だから、13年位前になる。海外製の高くて重たいソフトをパソコンに入れて、見よう見まねで動画を作っていた。当時はYouTubeに配信するなどという概念がまだない時代で、自分が運営しているインターネットのスペースに各種ファイルをアップロードするというものだった。
パソコン用、携帯電話用、など、ファイルが複雑で、今のように簡単に取り扱うことができる代物ではなかった。今現在のスマホとYouTubeとTikTokの時代は、なんて便利でいいのだろう、無料で動画編集もできるなんて、考えられない、というのが正直な感想なのだけれど、こんな事を言うと昭和のクソバブルなどと言われてしまいそうなので、この位にしておこう。
東京オリンピックが決まる前から、日本の文化は面白くて、海外の人に人気があるな、と密かに思っていた。一応そんな所を見込んで、eBayにストアを開設し、いろいろな物を販売してきた。英語は習わねばというよりもしなければならない必須アイテムで、中学生から勉強してきた事を総動員し、辞書や翻訳ソフトなども使いながら、教わるというよりも、環境の中に身を置いていたら、自然と身についたかな(まだまだだけれど)という感じである。
昔から読書自体はあまり好きではなかったが、マーケティングの関連書籍やビジネス書を読むのは好きだった。これらの本には特有の効果があるのを私は知っている。ビジネス書の類いは、読んだ後に自然と自分もできるような気になるのだけれど、実際には何もしないで、一時的に気分が高まって、それっきりになってしまう。あまり何も変わらないような感じなので、結局はお金と時間がもったいない、そんな結論に落ち着いている。これは、アフィリエイトの教材なども同様である。
結局私は、かつての田舎暮らしではないけれど、皆様が実際になさりたいと思われる事柄の数々を先走って突き進み、それなりの結果が出たり、そうでもなかったりして、その後に時代が追いついてくる、みたいな感じなのである。
しかし本当に、動画編集が第一位ということは、それだけ皆様の生活に動画が入り込んでいるということの裏返しなのだろう。私たちが食い入るように、毎週楽しみに見ていたテレビ番組が今は既に見られなくなっていて、その人たちがみな、YouTubeや動画配信サービスなどにシフトしている、ということの現れなのだろう。
私の動画編集のスキルは適当で、自慢できるレベルのものではない。また、性格上、一時期集中的に盛り上がったものは、突然興味がなくなってしまうことも多い。動画編集に関して一通りを経験してみた私に言わせれば、プロとして本格的にYouTuberを目指すならまだしも、あの作業はいくらでも時間を費やすことができてしまうので、習うにしても適当に切り上げた方がいい。
私なんかはもう面倒くさいので、編集は一切せず、スマホで撮影した物を何もせずにそのまま、タイトルだけを書いてアップロードしている。(#shorts) しかし動画周辺の環境は、本当に便利な時代になったものだと、クソバブル世代の私はあらためて思うのである。