エアコン故障

 最近の夏は、こちら東北地方も熱くなってきた。

 カミサン曰く、以前はエアコンなど必要なく、扇風機で充分だったらしいが、地球温暖化でどんどん状況が変化し、今はエアコンなしではきつくなってきた。

 私がこちらへ来た2000年当時、この家にはエアコンが一台もなかった。扇風機だけで何とかなっていたのである。

 私がこの家に来て、昼夜逆転の仕事をするようになった時、さすがに昼間寝るのには辛いだろうと、義父が二階の当時の私たちの寝室、今のカミサンの部屋に、エアコンを設置してくれた。

 そのエアコンも経年してきて、冷風の出力が怪しくなってきていた。私は現在この部屋を使っていないのでわからなかったが、カミサンはここ数年、今年こそは壊れるんじゃないかとひやひやしながら、毎年シーズンになると電源を入れて点検していた。

 昨日は湿度も気温もとても高かったので、ついにエアコンのスイッチを今年はじめて入れて点検してみたところ、万事休す、ということだったようだ。

 今現在、我が家にはこれを合わせて三台のエアコンがある。一台は私の部屋に、窓据え付け型のエアコンを設置した。電気代がかかって、そこそこの騒音がして、防犯上もあまり良くないとは言われているが、私の部屋は道にも面していないし、隣とは接してもいないし、それ程長い時間運転するでもないので、これで充分ということで設置し、結構調子良く動いてくれている。

 もう一台は、私たちがいつもいる一階のリビングに、一昨年前の六月、設置した。ヨドバシやらの量販店に見に行ったのだが、30万位する高級なものしかなかったので、これは買えないと思っていたのだが、我が宮城県に本社のあるアイリスオーヤマ製の製品が地元のホームセンターで販売されていて、新規取り付けの工事費も込みで、何とか予算内で買うことができた。こちらもまた、大変調子よく動いてくれている。

 カミサンは昨日、エアコンが壊れた時点では、このホームセンターに行ってみよう、と言っていたのだが、やはり時間がないので、自分でいろいろと探して、同じアイリスオーヤマ製の物を、自分のスマホから通販で注文したようだ。

 問題は取り付けだと思っていたのだが、やはりこれもきちんと体制が整っていて、選択肢でいろいろと状況を答えていくと、ちゃんとオーダーができるようになっているらしい。カミサンの部屋のエアコンは、室外機が二階の角度の付いた屋根瓦の上に設置されているので、やはり一度、業者さんとの打ち合わせが必要、とのことだった。コンセントの形状は大丈夫なようだ。

 カミサンは平日の休みが多いこともあり、何とかそれ程待つこともなく、一週間位の後に取り付けしてもらえるみたいだと言っていた。これまた熱い中の作業になるとは思うので、業者の方には頭が下がる思いである。

 実はこれも、かつて私は自分でできないかと考えていた時期がある。真空引きという作業があるので、この機械を買えば、自分でもできるような気がしていたのだが、やっぱり十数年に一度しかない作業を、わざわざ機械に投資してまで覚えることもないよな、ということで辞めた。でも、大きな家で、家に5台も6台もエアコンがある家なら、それなりに役に立つスキルかな、なんて思うことも、かつてはあった。古い製品の処分や何やらを考えてみると、やっぱり自分でやっても割に合わないなと思っている。

 ちなみに実家の親たちは、お得意の「ジャパネット」で、今年、新しいエアコンに買い換えたと言っていた。実家の父は年は取っているが、電話で話をするのは得意なので、まさしく「ジャパネット」の優良顧客なのである。

 あと、最後の懸念は、20年以上使っている我が家の愛車のエアコンである。数年前に警告ランプが点灯して、コンプレッサーが逝ったかと思ったのだが、幸いにもリレーのみの取り替えで済んだことがある。

 これが壊れてしまうと、とんでもない出費になる可能性がある。もう借金もできないので、何とかこれだけは、あと10年くらい、持ちこたえて欲しいと思っている。

カミサンが買ったエアコンはこれ


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