昨日、久しぶりにニュース以外のテレビ番組を見た。

 ラグビーのワールドカップの試合である。

 カミサンも私も前回のワールドカップからラグビーの面白さを知り、このような国際試合がある度にテレビで見るようになった。

 その番組を見ていて、何だか違和感を感じた。天下のNHKの裏の番組のようなのだが、アナウンサーと解説者に混じり、ゲストと称してジャニーズ事務所のタレントが出演しているのだ。

 ご存じの通りで、ジャニーズは数十年に渡り、性犯罪を犯してきた犯罪組織だ。種類は違えど、犯罪者という括りでは、オウム真理教などと一緒である。ジャニーズ以外の普通の組織の所属なら、マスコミにガンガン叩かれて、仕事も干されて、各局の番組からは降ろされるはずだ。場合によっては訴訟になったり、多額の賠償金を請求されたりするのを、私たちは見てきている。

 それなのに、ジャニーズの場合はどうだろう。

 想像もつかない数のタレントがジャニー喜多川に犯されて来たにも関わらず、この犯罪の解決策を社内における処理だけで済まそうとしている。先日の会見を見ても、株は家族が100%所有しているままだし、名前も犯罪者のそれから変えないようだし、どう見てもおかしい。

 私たちが小さい頃に活躍していたフォーリーブスの北公次さんもジャニー喜多川に犯されている。こんなに長い間続いてきた犯罪である。北公次さん (コーちゃん) はさんざん声を上げたにも関わらず、残念ながらその声が届かなかった組織は、当時のこの時代から腐っている。

 今も平気で、ジャニーズのタレント達は芸能活動を続けている。毎日テレビに出たり、歌を歌ったり、踊りを踊ったり、コンサートをしたりしている。

 普通の会社ならどうするか、どうしなければならないのかが、わからないのだろうか。この現実から想像するに、マスコミも芸能界も報道陣も、ジャニーズ事務所には逆らえない、いわゆる「忖度」が存在するのだろう。おかしな話だ。

 ジャニーズ事務所はもっともっと反省をして欲しい。私たち視聴者は、やくざ同様の犯罪組織に所属しているジャニーズのタレントを、今はテレビで見たくない。再出発したいのなら、せめて名前くらいは変えて欲しい。いいですか、犯罪者の名前と同じなのですよ。おわかりですか?

 こんな事を私なんかが言ったところで何も始まらないとは思うけれど、この問題は日本だけではなく、このような性的な問題に対してもっともっと厳しい「世界中」で注目されているのを忘れないで欲しい。

 今まで行ってきた事は紛れもない犯罪行為なのであるから、会社として、組織として、懲罰を受けたうえで、しかるべき行為を取るのは当然だと思う。この国の組織、国や警察、検察や芸能界やマスコミや報道各社は、もっともっと厳しい対応を取らないと、世界中から笑われ、日本はどんどん堕ちていってしまう。

 とにかく、テレビ画面でジャニーズ事務所所属のタレントを見るのが、今は不快だという人がいることを、ジャニーズ事務所、芸能界、マスコミ、テレビ局、ラジオ局、の関係者にはっきりと伝えたい。