ヤフオクストア再始動?個人事業主が感じた復活の壁と本音

 ヤフオクを復活させようかと考えている。

 でも、そのハードルが物凄く高くなってしまった。

 かつてのような、「マルマルこと、何何と申します。このたびはまるまるを落札いただきましてありがとうございます。お取り引き終了までよろしくお願いします」というようなメールでやりとりするものなら今でもできるかもしれないが、今は時代が変わっている。

 更に厄介なこととして、私は一個人事業主として取り組み、店としてきちんとしたかったがゆえ、ヤフオクのストアを開設している。今は形骸化しているが、一応アカウントはあり、出品しようと思えば出品はできる。

 数年前にヤフオクの運営から連絡があり、ヤフオクでストア運営を続けるのであれば、ヤフーショッピングのストアを開設し、ストアクリエイタープロというツールで出品や落札を管理する必要があるので、ヤフーショッピングのストアを開設して下さい、との依頼が来た。

 私は老後はヤフオクをちびちびと楽しみたいと思っていたので、仕方なくヤフーショッピングのストアを開設し、ストアクリエイタープロから、ヤフオクをやろうと思っていた。今思い起こしてみても、古物商の内容を警察に登録したりして、手続きはこれまた面倒だったように記憶している。

 とにかく、ヤフーショッピングの出品ツールである「ストアクリエイターPro」は、私にとって難解極まりない。ストアの見栄えを調整するHTMLあたりならわかるのだが、とにかく何をするにおいても仕組みが煩雑なのだ。

 ヤフオクストアも出品然り、落札後の手続き然りである。

 管理画面にログインすると、あれやこれや、枝葉の如くのカテゴリ分けがされており、これが私を悩ませる。サポートを利用しようにも、サポートページに書いてある内容がよくわからない。同じような内容がいくつも書かれている。問い合わせをするにも難解な行程を経なければ問い合わせをすることができない。

 ヤフオクで私が認めている事の一つに、送料の設定がある。

 個人間でのフリーマーケットというのが大前提で、出品者が送料を負担するメルカリとは違い、ヤフオクではきちんと送料をいただくことができるので、この点ヤフオクは優れていると思っている。通販での取引において送料をもらうのは当たり前なのだと私は考えているし、海外販売のeBayなら、ハンドリングチャージと言って、荷物を扱う手数料を任意の額で計上することができる。日本はチップがなじまない国ということが如実に物語っているように、サービスを受けてあたりまえという人的精神論や商慣習がある。具体的な実際問題としては、高騰する段ボール代や梱包資材、携わる人に払うべき人件費などを送る荷物の送料に反映させることができない仕組みがまかり通っている。文句を言うならeBayやれという話になるかもしれないが、一応私はこんなことを考えていると言うことで書かせていただいている。

 ヤフオクのストア出品においては、このように送料設定はとても細かく行うことができるようになっている。個数、重量、地域、送る方法、それぞれを細かく設定することができる。

 でも、私はこれを使いこなすことができていない。以前は何とかできていたかもしれないが、今現在は、よくわからない。そもそも、一般者の出品とヤフオクストアの出品とでは、落札後の手続きが違う。オーダーフォームなんてものでかつてはやり取りしていたのが私のストア現役時代だが、今もオーダーフォームはあるのか、それすらも認知できていない。

 文句はこの位にして、何とかやりたいなと思っている。

 その理由は、家の中にある商品を処分しなければならないからである。

 カミサンに言われて、一度は勢いで全て廃棄してしまおうかと思っていたが、せっかく公庫でお金を借りて集めた商品達なので、やっぱりもったいないという気持ちになってしまう。これだから片付かないのだとカミサンには叱られるのだけど。一応エクセルで付けている商品在庫にも記載しているし。

 昨日、ちょっと復習がてら見直してみようと思っていたが、いつもの通りでできなかったので、これから少しずつやってみようと思う。

 まずは、ストアアカウントから出品されているものを見て、送料の設定などがどうなっているのかを見てみようかな、なんて考えている。

 やればできるとは思うのだが、いかんせん、ストアクリエイターProは複雑なのだ。

 相変わらずの結論は、これまたどうなることやらである。