介護と日々の生活に追われる中で、同級生とのつながりを見直す

 医者にかかっている事とか、介護の事とか、あまり面白いことがない。

 一方で同級生達は、新年会を開催して写真をラインに送ってきたり、はたまたあっちへこっちへと出かけたりしている者もいる。

 仲のいい男子2人は既に選択定年し、老後を満喫しているようだ。

 私はといえば、こんな風に、医者に通ったり、介護の手続きを考えたりしながら毎日を過ごしている。

 休みでも家の仕事の事務作業があったりと、それなりにやることがあって、なかなか時間的な余裕がない。もちろん、金銭的な余裕など全くなく、毎月カツカツである。この先、借金が徐々に増えてしまいそうな気配もある。

 YouTubeを見ると、ねこを連れて車中泊をして暮らしているYouTuberなど、かなり人気がある。キャンプなんかをしているチャンネルも、いいみたいだ。

 もう25年遅ければ、なんて思ってしまう。

 屋久島に住んでいた時、今と同じ環境があったら、とても楽しかっただろうと思うし、金銭面でもっと良かったかもしれない。もちろん当時も自分なりに考えて楽しんではいたけれど…

 まあ、こんな愚痴を言っても仕方がない。今は今を生きるのみである。

 親がいよいよ介護認定される事になりそうだが、90歳なのだから、当然と言えば当然である。私だって来年還暦を迎えるのだから。

 同級生がここへ来ているかはわからない。たぶん、私のことなんか気に掛けてはいなと思うし、彼らも彼らなりに大変な暮らしをしているかもしれない。

 昨年までは年賀状もそれなりに来ていたが、今年、私が12月ギリギリの喪中で出さなかったら、殆ど来なかった。葉書が値上がりしたこともあるが、これはこれで寂しいなと思った。男子の1名、女子の1名だけ、年賀状をくれた。彼らには寒中見舞いを送った。

 もういいかなと思っている。同級生との付き合いはこの辺りでやめようと思う。

 おそらく誰かが死んだりしたら、香典を一人1万円とか、そんなことを言ってくるかもしれない。私にはそれができない。

 時間もないし、お金もないし、副業をしているとはいえ、センスも悪く、こんなものを書いて公開しているのが関の山。

 3月が誕生日なので、この月いっぱいで、LINEのグループから抜けようと思っている。介護や墓じまいなどで、時間にもお金にも精神にも、楽しむ余裕がない。

 ただ、カミサンと、そして東京にいる家族とだけ、仲良くしながら、考えながら、何とか今を暮らして行こうと思っている。

 それでいいだろう。

 屁理屈でごめんなさい。