同級生のグループでのライン、LINEは、いいものなのだろうけれど、私にとってはあまりいいものではないこともある。

 ここ数日は、成功している男子の2名が、店での飲みの様子の写真を上げて、今日はここで、とか、今年最後の飲み会、とかのコメントをつけている。

 俺が適当な事を言っても反応の悪い女子も、これは自然な流れだからなのか、きちんと反応している。

 もしかすると同級生がここへやって来てくれるかもしれないので念のために書くと、決してこれを批判するつもりはない。

 ただ、私は今現在、このように外で飲酒を伴った飲食をする事が全くなくなっているので、うらやましく思うと同時にひがんでいるだけなのである。

 外で飲む、というのは、相当な贅沢だと思う。お金も時間もなければできることではない。酒が好きではないということも幸いしているが、私はあまり外で酒を飲むのが好きではない。むしろ嫌いだ。

 彼らは長年会社勤めをして来ているし、一人は会社の社長で、しょっちゅう日本全国を飛び回っているような環境にいるから、私とは住む世界が違うのである。そもそも、この事については語ることも間違いだと思っているし、黙っていればいいのだ。
 
 でも、同じようにできない今の自分が惨めというか、悔しいというか、今度2月に開催が予定されている同窓会にしても、無理やり出席すると借金が増えてしまうようなこの環境を憂うというか、とにかく何と言えばいいのだろう、自分の惨め感を感じずにはいられないのだ。

 投稿はしないものの、今日、仕返しではないけれど、こんなことを考えた。

 彼らの髪の毛は、長年のストレスにさらされており、一人は白髪が多数、もう一人は白髪プラス毛髪もかなり少なくなってきてしまっている。

 私は白髪もあまりないし、剥げてもおらず、ぱっとみるなら黒い髪をそのまま保つことができている。

 外での飲み、いいね。俺は金がないから外で飲めないけど、髪の毛なら勝てるぞ。というキャプションで、髪の毛の画像でも貼り付けようかなと思ったのだが、しゃれにもならなかったら困るので、考えて、やっぱりやめて、完全なる自分のスペースであるここにこうして記すにとどめようかと思う。

 黙っていればいいのに、あら還暦は、まったくをもってこのように往生際が悪いのである。