妻との話し合いで浮かび上がった車選びの悩みと決断

PR
 
 この前の夫婦での話し合い、要するに夫婦ゲンカの際に、カミサンが

 「死ぬまでカルディナに乗らなきゃいけないと思うと、情けない」

 などと言った。

 このカルディナは、今施設に入っている義父に100万円を補助してもらい、残りをローンで支払い、東京の私の昔の職場から買ったもので、私は大事に乗ってきた。

 先日も車検を取ったが、ブレーキの重要部品であるキャリパーがダメだのことで、車検代プラス4万数千円の出費があったばかり。

 オイルやクーラント、ブレーキ液などの油脂類は自らでこまめに取り換えており、それなりに維持しているつもりだった。

 しかし、カミサンには、いつかは新しい車に乗りたいという願望があった。

 私の経済状況がこんななので、彼女は言いたくても言えずに我慢をしていたのだろう。喧嘩がはじまり、感情の高ぶりと共に、ここぞとばかりに言われたので、これを叶えてあげなければという気持ちになっている。一応ね。

 成果が大きくは出ないまま、十数年もの間、自由気ままに副業をやってきたので、最後はちょっとカッコをつけなければなんていう気持ちもある。

 私も再来年には還暦になるので、ローンの審査も通らなくなってくるだろう。

 ということで、いろいろと考えている。

 何を隠そう、かつては東京トヨタというディーラーの中古車マイカーセンター勤務の立場を最大限に活かした車所有のマニアで、一度に三台所有していたこともある。

 税金や車検、保険などの仕組みも、一応わかっている。

 車を買うのはやぶさかではないのだが、問題は今の状況との兼ね合いだ。

 カミサンは、軽でもいいし、中古でもいい。トヨタならシエンタが乗りやすそうでいいな。とのこと。

 夢を叶えてやろうじゃないの。

 その1は、ホンダの大人気軽自動車であるN-BOXを、残価設定のクレジットで買うという選択。任意保険加入が必須だが、カルディナの任意保険を使えば問題ない。上級グレードのターボで、4WDはやめて2WDでも、月々3万円ちょっとの3年払いで乗ることができる。買うことができるのではなく、残価設定プランなので、3年後には車を買い換えるなり返却するなりする必要があるので、乗ることができる、となる。

 金利のキャンペーンなどもあるようで、これが2パーセントなどになれば、3万円の支払いで乗ることができる。

 審査に通って、払うことができればである。

 その2は、トヨタの人気ミニバン、シエンタを、サブスクのKINTOを使って乗る方法。KINTOは、保険も税金もオイル交換も全てが込みの、トヨタの子会社が提供するサブスクリプション。ちょっと高いという声もあるけれど、いつ解約しても解約金がかからないなんてプランもあり、ちょっと見てみた。

 もしかして、東京から同級生が来たりしたときに便利かなということで、選択は7人乗り。カミサンの維持費、ガソリン代を考え、3年後に手放すことを考えるなら、私が今まで毛嫌いしていたハイブリッド、兼価のグレードで見てみると、やはり月々5万円程度はかかるようだ。

 審査に通って、払うことができればであるが、5万円はきつい。

 もう一つ、この車を残価設定プランで買う方法があるのだが、これはトヨタのホームページから販売店を選択しなければ見積もりができなかったので、まだわからない。これも近いうちに出してみようと思っている。

 今乗っているカルディナは、東京トヨタの所有権付き。これの解除が神がかり的に面倒くさい。書類発行だけで、郵送して1ヶ月程度かかってしまうかもしれない。その後にリクジで登録となるので、考えるだけで嫌だ。

 走行は13万キロ。後部フェンダ-、左右とも擦り跡で凹み。それなりではあるけれど、充分にまだ使うことはできる。私の知っている解体屋さんでは、何でも8万円でいただきますよ、と言われているが、せいぜいこの位が限度かなと思っているけれど、円安の今、部品も高騰しているようなので、もしかすると価値があるかもしれない。

 どうなるかはわからないけれど、この先生活をしていくにあたって、車は必ず必要になるものであることには変わりない。

 一番簡単なのは、私が副業をもっともっと頑張って、収入を上げればいいのか。

 最後には、そこになるのであるな。

 これまたどうなることやらなのである。

 今まで毛嫌いしてきた、サブスクやハイブリッドも、見方につける必要に迫られ、エゴなどは既に吹っ飛んでいる。

 人生わからないものである。