母のリハビリとこれからの選択――心が揺れる介護の日々

昨日、母のケアマネに電話をした。

施設には姉が洗濯物を届けてくれていて、その都度施設の方と話をしてくれているのだけれど、やはり母のリハビリの状況を自分で聞いてみたかった。

姉は一生懸命にやってくれている。しかし、どうしても状況の判断には親子のバイアスがかかってしまう感じがしている。これは仕方のないことだとは思っているのだが、なかなか私としては難しい現実だと思っている。

先日私に「テレビは必要ありません」と電話をくれた方は、看護師と名乗っていたような記憶があったのだが、ケアマネだった。

話を聞くとやはり問題は根本的に母自身にあることが確認できた。

私はそうではないかな、と思っていた。

母はもう、生きる気力をなくしている。

メガティブな言葉が多かったり、自分からは何も喋らなかったり、食事を拒んだり、いつもつまらなそうにしていたり、問いかけには必要最低限の言葉で応えていたり、そのような状況が今も続いているとケアマネは話をしてくれた。

根本的な問題がここで、これでは当然、リハビリを一生懸命やろうという気など起こらない。

辛いリハビリをして、何とか歩けるようになったとしても、待っているのは団地の二階での不自由な生活と、母を長い間こき使ってきた父だ。

父は先日も、朝起きて寒いとか、片付けをして欲しいので姉を呼んでくれとか、自分勝手な事ばかりを言っていて、これを母が再び聞かされてしまうのかと思うと、私としては心が痛む。

また、仮に家に帰ってきたとして、要介護4の月30万近くの介護サービス内容を組んでもらったとしても、これは完璧ではない。

最後には、家族に負担がかかってくる。

父はそれなりだと思うし、姉は大変なことになるのが目に見えている。

ケアマネは、一応今はリハビリの時期なので次の段階の事は言っていないけれど、これからのことを考えなければならない時期が必ずやってくる。

家に戻るのか、それとも… そもそも階段を登れるようになるのか…

全ては母次第なのだ。

長い間、私たちを育ててくれた母の意志を、私も姉も尊重したいと思っている。

来月東京へ行ったときに、面会して、直接聞いてみてもいい頃なのではないかと思う。

ボケッとネットを見ていると、突然、みんなの介護などを見てしまい、思わず資料請求などしてしまったら、とんでもない、リクルーターから側溝で電話がかかってきて、「隣町のあの施設は今2部屋空いていますがいかがでしょうか?すぐに埋まってしまうと思います。今度いつ来られますか?ご見学などいかがでしょうか?」とか、お決まりのとんでもない文句を言ってきた。

私は老健から特養待ちにするとハッキリ言ったのに、全然こっちのニーズなどわかっておらず、自分の成績のことばかり考えている。

まだこんな事を考える時期ではないし、そもそもこんな高価な施設に(介護代別20万)入ってしまったら数ヶ月で破綻だ。隣町だし。

申し訳ないけれど、ブロックさせてもらった。

まったく、介護の業界もカネが渦巻くとんでもないところである。

上手くやらないと。