腫瘍との闘い:不安と希望の狭間で

 こんな腫瘍なんて、たいしたことないだろうとはじめは思っていた。

 だけど、ここへきていろいろな事を考えるようになってしまった。

 悪性、がんだったらどうしよう
 検査(MRI)はもっと早くしたほうがよかったかな
 入院するのだろうか
 仕事は大丈夫かな
 いくらかかるんだろうか

 手術自体の恐怖、例えば痛いんだろうかとか、術後の顔はどうなるんだろうか、などの不安は殆どないのだけれど、それにまつわる手術以外のことがいろいろと心配になってきた。

 昨日、同じような腫瘍を抱えている方のブログを見つけて見てみた。これがまた不安を煽る材料になっている。

 というのは、この方も私と同じく、近所の医者に行き、大きな大学病院を紹介されてそこに行き、全身麻酔で入院して手術をしたのだけれど、その様子が克明にブログに書かれている。

 それが、近所の医者からはじまって、手術台に乗り、全身麻酔をされた所で更新が止まっているのだ。

 結果はどうなってしまったのだろうか。

 今までこんなに丁寧に更新してきたのに、どうして肝心なここで更新が途絶えてしまったのだろうか?

 私と同じような状況なのに、MRIの検査はしていないようだ。

 神経を切ってしまって、顔面神経痛にでもなってしまったのだろうか。

 これはかなりの不安材料になってしまっているのだけれど、もう考えてもなるようにしかならないので、あまり深く考えすぎないようにしようと思っている。

 私はタバコも吸わないし、酒も飲まないし、食べ物もカミサンと一緒になって野菜中心の食生活を心がけているし、睡眠時間が短い以外は、がんを発症する要因は少ないはずなのである。

 ここをしっかりと自覚して、もっと自信を持って行こうと思うのだが、毎朝顔に手をやると、これまた心配になってしまうのである。

 早く片付いて欲しいなと思いつつ、今年も暑そうな夏を迎える。

 暑さが和らぐ秋には、笑っていられることを願い、今日も平和な日本に感謝して一日を始めようと思う。