退院後の仕事復帰:本調子に戻るまでの葛藤と回復の兆し

 退院の日は、とてもゆっくりと過ごすことができた。

 病院にいたのもつかの間、会社に連絡をすると、退院の翌日から出られないかという。

 当初、一日空けて、退院の翌々日からの仕事を予定していたのだが、動けないわけでもないし、お金も足りないので、渋々承諾した。

 天気もよく、何とか仕事はできたのだけれど、やはり本調子には程遠い。

 痛み止め、抗生剤などを服用しているせいなのか、動きが鈍く、頭も重い。

 朝は、なかなか便が出ずに苦労した。何とかうんこMAN体操をして絞り出したけれど、やはり人間、縦になって歩いて生活するように出来ているようで、入院時のような状況になると、このような所に弊害が生じるようだ。

 仕事は受け持っているものの中でも軽めのものだったのだけれど、家に帰ると疲れ切ってしまい、何とかカミサンの作ってくれたお粥とおかずを食べて、早々に就寝した。

 カミサンもカミサンで持病の腰をやってしまったらしく、これもまた可愛そうなのである。何とか助けてあげたいとは思うものの、こちらも身体の調子が今ひとつなので思うように行かない。うちの親は老老介護だ、なんていつも言っているけれど、こんな風になってしまうんだな、と思った。

 というわけで、昨日は朝から調子が出ず、一日の仕事についていくのに精一杯だったので、こちらには手をつけることができなかった。

 今は退院の翌々日の朝なのだけれど、今日は昨日よりも調子がいい感じがする。

 しばらくは調子の出ない薬漬けの日々となりそうだが、頑張っていこう。