隣家の改築と我が家の整理整頓: 未来に向けた一歩

 隣の家は、私たちと同年代の息子さんと、その親御さんの二人暮らしだった。

 つい先日、親御さんが亡くなった。

 少しして落ち着いてきたのか、最近家の工事がはじまった。

 どうやら家を改築、リフォームしているようだ。

 親御さんはお金に堅実な方で、噂によると息子さんは、毎月家にかなりの額を入れていたらしい。

 そして何故だかこの家には毎月、銀行からバイクに乗った行員がやってきて、集金をしていくという習わしがある。今はどうなのだか、まだ確認していない。

 親御さんからの呪縛が取れ、息子さんは家を改築することにしたのだろう。

 近所に配られたお知らせには、塗装工事と書かれていたが、期間が一か月ほどあったし、作業を見る限りでは、家の中を修理している様子である。

 さてと、私の家はどうだろう。

 義父の部屋は現在、物の置き場と化しており、物が散乱している。物だらけだ。

 自分の部屋にも売り物と称しての物がある。コンテナ倉庫の中にまである。私の部屋から外に出ることのできるベランダにもある。実家にもそれなりにある。

 将来の事を考えるなら、少しずつ整理して行かねばならないな、なんて思い、昨日は唐突に、目の前にあった「くら寿司のガチャで出てきたバッジ」を二つ処分した。

 こんなものだが、処分する際にはどうしても「もしかすると高く売れるんじゃないか」なんて思ってしまう。

 しかし売るにしても、メルカリは面倒くさいし、ヤフオクはシステムがわからないし、(ストアなので面倒くさい)などと言い訳をして、いまだに本格的には取り組むことができていない。それ以前に今は時間と余裕がない。

 こんな事をしている間に時は刻々と過ぎていき、還暦になり、やがては70を過ぎて身体が動かなくなり、このまま死んでしまうんじゃないかなんて思ってしまう。

 とにかく今は、忙しい運転の仕事をこなしながら借金を減らして、その後のことはその時に考えればいいやなんて楽観的に考えているが、これが現実なのである。

 先週は月曜日から土曜日までびっちりと働き昨日は休みだったが、やはり疲れは取れない。

 健康第一、身体の調子第一なのだけれど、上手くバランスが取れないここ最近なのである。