働き過ぎだと思う。
朝の5時過ぎに家を出て、夜の7時過ぎに帰ってくる。通勤時間は10分。
都会のサラリーマンに比べれば、通勤時間を含めた拘束時間は少ないのかも知れないが、毎日毎日トレーラーで、下道を315キロ走っている。
月曜日から土曜日まで仕事があり、土曜日は就業後にタイヤの整備をすることもある。もちろん自分で。残業代は出ない。自宅に帰るのが夜中の2時になったこともある。
びっくりするような、人も羨むような給料をもらえるのなら納得も行くのだが、これで手取りが20万そこそこと、コンビニのバイトにフルに入った方が、おそらく手取額は多いと思う。
ぶつぶつ言っていてもはじまらないので、この会社は今月いっぱいで退職することに決めた。
ハローワークの規約が変わったようなのだ。かつては三か月待機しなければもらえなかった失業保険が、自己都合でも一か月の待機で給付されるように、変わったらしい。
働き過ぎを証明できればすぐにもらえるという決まりがあるのだが、これは無理そう。会社がデータなどをよこすはずもないし、そもそも会社にこんな事を申請して資料をもらうのは面倒くさい。
それよりも、私には親の介護という、しっかりとした理由がある。今は仕事がこのような状態なので、親に満足に会うこともできないし、姉に負担をかけてしまっている。
仕事を辞めて、もっと時間の取れる会社に行けば、姉の負担も減らすことができるだろうし、長男としての責務を、もう少し真っ当に果たすことができようというものだ。
ということで、今月末に退職し、失業保険を受給しながら、次の仕事を探そうと思っている。関連会社に行こうとするなら、三か月行方をくらまして欲しい、などと言われたこともあったが、このようにすれば、それもクリアできる。
そして更に、今取り組んでいる消費生活相談員の試験勉強もする事ができる。好都合なのだ。
退職を申し出るのには少し勇気がいるが、そんなことをいちいち考えている暇はない。どれだけこの会社にご奉仕、貢献してきたことか。そして、どれだけ適当な、会社の利益ファーストの非人道的な扱いを受けてきたことかを考えれば、一日も早く辞めなければならないという結論になる。
善は急げとはよく言ったものだ。
昨日は帰庫すると、事務所に誰もいなかったので、月曜日にでもその旨を申し出ようと思う。
さあ、これから新しい人生がはじまる。





