少し前まで、ChatGPTに文章を書いてもらい、とあるジャンルのサイトを作っていた。

 これもまた、始めの頃はいけると思って張り切って取り組んでいたのだが、様々な情報に触れて行くにつれやる気が消失し、今では放置状態になっている。

 状況を見てみると、やはり今ひとつなのだ。

 綺麗に文章は書かれているものの、何だか物足りない感じが否めない。

 そのまた昔、今はかなり成長して、あっちこっちに広告を見ることのできる「とある会社」で、物を売るための文章というものを勉強したことがある。

 かなり高額な講座だったけれど、私を含めて、やはりニーズがあるのか、そこそこの会員がいた。

 その中で言われていた事で、「人間は情報だけでは行動しない。人間は感情を揺さぶられた時に行動する」という原則があった。

 簡単に例を出して言うなら、今私が書いているような文章は物を販売するためには使えない。物を販売しようとするなら、きちんと人間の心理を考えながら、感情に訴える文章を書きなさい、というような内容だった。

 いくらブログ記事を量産した所で、アフィリエイトの商品が成約しないのは、この理由によるのである。物を販売しようとするなら、きちんとしたステップを踏んで、読者の感情に響く文章を書かねばならない、のだそうだ。

 言っている事はわかるけれど、これをやるとかなり胡散臭さも漂ってくるので、私は突き詰めるでもなく、ちょっと勉強しただけで逃げてしまった。

 ChatGPTも、きちんと命令して上げればそれなりに書いてくれるのだけれど、やっぱりどこか胡散臭いのである。そりゃそうだ、人間が書いたって胡散臭いのだから、AI然りで当然なのである。

 こんな事がわかってしまったので、今はもう、ChatGPTを使うことはやめている。見てもらえばわかるように、一時期、AIにサムネイル画像を作ってもらっていたりもしたが、これもちょっと停滞している。

 これらの仕組みには、私にとって、のめり込む事のできる要素が、あまりないのである。

 ということで、最近の夜は、これをアップすると、適当なYouTubeなどを見て寝てしまうことが多くなった。この先のEVがどうなるのかとか、トヨタはこの先どのようにEVと向き合って展開して行くのかとか、そんな情報を適当に見て、楽しんでいる。

 役所や会社にいる人たちにとって、このChatGPTはとても有益だと思う。でも、私の目指す所で活躍してもらおうとするなら、かなり複雑な命令を投げかけて、なおかつ、出来上がった文章も見直して、それなりの手直しをする必要がある。

 結局は、自分で書いた方が、いいものができるという結論になった。

 胡散臭くなくて、なおかつ、物を買ってもらえるような文章を書くことができないかと考えているのだけれど、一筋縄ではいかないというのが実感、結論なので、何とかこれを乗り越えられないかと考えている。