コンテナ運搬の仕事と腰痛の教訓:体を支える筋トレの力

 一昨日は、いつもと違う仕事だった。

 とある工場で生産される某製品を詰めた海上コンテナを、港のコンテナヤードまで運ぶ仕事。折り返しはコンテナの空箱を取って持って行く。

 いくつかの業者が集まり、何台かで仕事をこなしている。

 私はメインではないけれど、5年以上前からこの仕事には携わっており、勤めている会社のメインの人が用事のあるときなどに登場する。ナンバー2の位置づけだ。

 カレンダーで確認すると、2ヶ月ぶり位だった。

 コンテナヤード周辺には、いろいろな会社のトレーラーが集まってくるけれど、何人かの知り合いが、私の顔を見て挨拶してくれたり、電話がかかってきたりする。

 嬉しい限りだ。

 聞くと最近、以前からのメンバーが二人、いなくなったという。

 一人は以前から専門で運んでいた某製品の仕事が復活したのでそちらへ戻り、もう一人は退職した。

 退職した人は、風の噂では私と同じ歳かもしれない。原因は腰痛。

 6月から会社を休んでいたが、ついに退職したのだという。

 運転の仕事をするようになってから思ったのだけれど、私は腰痛がなくて本当に助かっている。

 佐川急便の仕事などは、常に腰が痛いと言っている人が一定数いた。

 今の仕事も同じで、トレーラーヘッドは構造上、人間に負担がかかりやすいと言われている。エアサスになってかなり改善されているとは思うが、ダメな人はダメで、腰痛を発症する。

 私が思うには、背骨の周囲の筋肉の強さと、産まれながらの体質があるのではないかと思っている。

 私は中学生位から筋トレもどきをはじめて、腹筋や背筋、腕立て伏せなどを密かに続けてきた。実家にはソロフレックスという、アメリカ生まれのマシンもある。

 小学生の頃、組み体操をして、みんなが膝をついて前を向き、何段かになって三角形を作った。この写真を見ると、私の腕は小学生の頃から太かったのがよくわかる。

 中学生の頃は「腕が太いな」と、何度も言われたし、社会人になってからもつるしのスーツがあまりフィットせず閉口したものだ。
 
 そんなこんなで人生を送ってきた訳だが、こんな所でかつての筋トレが役に立っている。

 また、骨太に産んでくれた親にも感謝しなければならない。

 丈夫な身体をフルに活用し、もうちょっと、がんばって行こうと思う。