昨日、荷物を降ろそうと指定位置にトレーラーを停車し、ピンを外すためにトラックの周りを一回りしたところ、シャーシのタイヤがパンクしているのに気がついた。
めんどくさいので、このまま運行を続けてしまおうか? なんて一瞬だけ考えたが、こうなってしまうと他のタイヤにも負荷がかかってしまい、更に状況は悪化しますからすぐに処置するのが一番ですよ、というのが定説だ。
あっちこっちの管理者に連絡し、迷わず運行を停止。我が家の車庫に戻ってスペアタイヤと交換することに。
私の台車、シャーシは扁平のタイヤを履いている。タイヤのサイズは少し特殊で、会社には一本も在庫がない。通常使われる、11Rと呼ばれるサイズだといいのだが、これではないのだ。
幸いにもスペアには新品のミックスを積んでいる。いつかのトラブルの際、当時の管理者が、「スペアは一番いいタイヤを積んでおかなきゃダメですよ」と言っていたのを思いだした。新品なら安心だ。
早速車庫に着くと、よかった、誰もおらず、濡れ禁止の荷物もなく、ピットはガラガラだ。
ジャッキを持ってくるのが面倒くさいな、車載のだるまでやろうかと思ったが、やっぱりエアのいつも使っているジャッキを持ってきて、シャーシの下に潜り込んでジャッキアップ。
スペアタイヤが外れるかちょっとだけ心配だったが、そんなことはなく、きちんと外れてくれた。
インパクトを持ってきて、パンクしたタイヤを外し、スペアと入れ替える。そんなに難しくはない作業だ。
問題は、パンクしたタイヤだ。
現場でアタリをつけたパンクらしき箇所をマークし、そこを中心に念入りに点検してみるも、内側まで食い込んでいる異物は見つからない。
おかしいなと思いながら、それならばと空気を入れる所の虫をみてみると、この虫が少し緩んでいる。更に観察を続けると、このエア注入口のバルブ全体が少し歪んで変形している。
おそらくこれだろう。
どういう訳だかスペアのバルブをヘッドの中に持っていたので、これを取り付けることに。しかし、持ち合わせの工具が不十分で、今あるもので作業しようとするとバルブ自体を壊してしまいそうで不安だった。というか、今になって振り返ると、14のメガネとプライヤーがあればできる作業だったが、時間的な制約もあったので、確実に作業完了できる方法を選択したかった。
ということで、恥を忍んで工場長を呼び出し、バルブを外してもらった。新しいバルブは自分で取り付けることになったが、タイヤの内側に来る部分に、何でもいいのでグリスを塗った方がいいですよ、とアドバイスをもらったので、タイヤを着脱する際に使う油を塗って、新しく取り付けた。
スペアの空気圧は5キロしかなかったので、7キロまで空気を充填して、当該箇所に取り付ける。パンクと思われたタイヤはもしかすると何ともなかった可能性が出てきたので、もう一度組み直し、エアを充填して、スペアに取り付け、様子を見ることに。
ここまでおよそ40分ほどの作業で、運行に復帰。
しかし、往復の時間を入れればそこそこ遅れてしまい、ほうほうの体で現場に復帰すると、今日は3回ではなくて、2回にしましょうか、とのご指示。
結局いつもよりは一回少ない2回の運行で、道の途中で停まってしまうなどのトラブルもなく、今日を終えることができた。
翌日、パンクしたと思われたスペアタイヤを点検してみると、空気圧は下がっておらず、通常の状態だった。やはり、あのバルブがいけなかったのだろう。
久しぶりに空気が入っていないタイヤをみて驚いてしまったが、それなりに落ち着いて対応できたと思っている。
タイヤやオイルを自分で整備しなければならない運送会社にいるのは辛いことも多いけれど、こんな風にトラブルになった際、自分でサクサクとできれば気持ちもいいというものだ。
前向きに、これからも頑張っていこう。




