昨日は休みだったので、かねてからやろうと思っていた、乗用車カルディナのヘッドライトのくすみ取りをした。
平成15年に新車で購入し、今年で20年にもなってしまった。走行距離は13万キロ、ヘッドライトはお決まりで、黄色く黄ばんでいる。
いつもは仏具を磨くピカールという液体コンパウンドを使って磨いていたのだけれど、これだとすぐに元に戻ってしまうので、何とかコーティングできないものかと考えていた。
幸いにもYouTubeに数々の動画があり、参考にさせてもらった。
かつてランクルの塗装をする際に、いろいろな番手の耐水紙やすりを買い揃えていたので、これを使ってまずは汚れを取り、できるなら下地処理をしたのち、最後にコーティングをするというのが定番のようだった。
コーティングは、ウレタンのクリアを吹くのがいいらしいのだが、3千円弱するので、これを躊躇し、メルカリで同じようなガラスコーティング剤を格安で買いもとめ、これでやってみようということになった。この躊躇、ケチりが、失敗の元だった。
午前中、日が昇ってからの寒い中、作業をはじめた。マスキングをして、まずは800番の紙やすりで、水を使いながら磨いてみたところ、ヘッドライトの汚れがどんどん落ちてくる。
次に1000番、その次に1500番、最後は2000番と番手を上げて仕上げたところ、とても綺麗になった。
YouTubeの殆どは、ここで缶のウレタンクリアのスプレーを吹くことになっている。私はメルカリで買ったガラスコーティング剤でも同じ効果が得られるだろうと勝手に思い、下地処理はばっちりの、カルディナのヘッドライトに、これを施工した。
ウレタンクリアを吹くと、当初は曇っている感じになるが、乾燥してくるにつれて、クリアになってくるようだった。私が黄ばみの取れた綺麗なヘッドライトに、メルカリで買ったガラスコーティング剤を施工してみたところ、乾燥してくるにつれて同じように曇りというか、白濁状態になった。
時間が経過して乾燥が進むと、透明になるものだと思い込んでいた。説明書にはとりあえずの乾燥に3時間、24時間で完全硬化するので研げるようになると書いてあったので、そのまま放置して乾燥を待ってみた。
ところが3時間が経過しても、全然透明にならない。おかしいなと思い、もう一度施工して、弱めにドライヤーで暖めて様子を見てみた。すると、乾燥しても透明にはならず、ますます白濁化して行くのが確認でき、これは違うんだなということがわかった。
思うところは、これ自体が違うのかもしれないし、気温がおそらく2-3度位の真冬の一番寒い時期に行ったので、環境も悪かったのかもしれないし、脱脂もシリコンオフなどは使わずに中性洗剤で洗い流しただけだったし、と、いくつかの原因であろう事柄が見つかった。
結局夕方になってしまったので、白濁ライトはとりあえずそのまま、昨日は作業を終了した。車を使うのはカミサンなので、夜に走ることはないのが幸いだった。
その夜に結局、はじめに躊躇したウレタンのクリアをAmazonで注文した。セールの割引と少しのポイント残があったので、2千円弱で買うことができた。はじめからこうしておけばよかった。
私が手に入れたガラスコーティングの原液も、ちょっと体裁を変えてあっちこっちで高価で販売されている本物だと、販売者は強く言っていたので、製品自体に問題はないのだろう。綺麗に洗車した後、ボディーとガラスに施工してみたが、とりあえずは光っている。
年末に東京へ帰る際には、もう一度紙やすりでこの被膜を落とし、とりあえずはそのまま走って行こうかなと思っている。
施工は、缶を冷たい状態にしてはいけないらしいので、電気毛布で暖めてある布団の中にでも入れて、温度を調節してから、施工してみようと思う。
昨日までは寒波が来ていた寒かったが、この先はそうでもないらしいので、何とか天気を見ながら、もう一度やってみようと思っている。
いろいろと調べてみると、やはりこのボディー用のガラスコーティングは、主に塗装面に対して効果が高いもので、樹脂に対しては三角マークがついていた。
昨晩も、この事を考えていたら、なかなか寝付くことができなかった。
早いうちにやり直して、スッキリとしたいところである。