最近のブームはeBayだ。
個人輸出である。
いろいろと見ているので、必然的に広告が表示され、ちょっと興味を持って見たりする。
大抵の人のやり方はわかっている。テラピークという、eBayのストアを契約すると使えるようになるツールを使って、売れている商品の今までの価格を調べ、それを日本のメルカリやヤフオクやその他ECサイトで仕入れたらいくらかを調べ、利益が取れそうなものを探して行く。見つかったらそれを仕入れて、eBayに出品する。場合によっては、自分では買わずに写真だけ拝借し、売れたら仕入れて販売する。これを無在庫販売という。
やれば成果は出ると思う。世界の市場は日本の商品に対して素晴らしい評価を与えている。何にしてもそうだ。日本製品というだけで売れる。これは本当である。
でも、私の場合は仕入れるお金がない。カードを使えばいいとも言われるが、以前に失敗しているので、大きな借金をしたくない。今のところの本業である運転手の収入では赤字の状態で、更に仕入れ高を計上するわけにはいかない。
ここでも出てくるのが私の性格。
人と同じ事はやりたくない。
特にeBayに関しては、自分で全てをやってきた自負があるので、お金を払ってまで人に教わったりしたくない。全部自分のやり方でやりたい。それなら失敗しても納得できる。
私が魅力を感じるのは、日本の市場の中でゴミとなってしまったものの再販である。日本人が見向きもしないようなものを見つけて、それに付加価値を加えてあげると、海外でとんでもない勢いで売れる場合がある。日本では経年で解体されてしまう自動車なんかがいい例だ。
かつて私が狙っていたのは、ゲームソフトとカメラだった。
ゲームソフトは、レトロ系。例えばファミコンやスーパーファミコンのソフトは、経年すると接点の状態が悪くなり、起動しなくなるものが多い。これらがまとめて、ジャンクとしてヤフオクなどでまとめて販売されている。
接点復活剤が販売されているが、これを塗ったところで同じで、要は表面の汚れを取り除かなければならない。私は専用の工具を使って中身の基盤を取り出し、接点をとある方法で復活させる事ができる。
また、セーブ用のCR2023という電池がついているソフトもあるのだが、これがあった場合は劣化しているのが前提なので、取り換えてあげればいい。ちょっとした半田付けの技術が必要だけれど、難しいものではない。
こうすることで、ジャンク品が再生され、安心して海外に販売できるようになる。今のところはまだ、バッテリーの取り替えはしていないけれど、接点を掃除して出品し、送料もきちんと計上して出した商品に、今朝入札が入った。
もしかすると、これは行けるかもしれないと、思っているところだ。
もちろん、最大限、お客様に対しては、やっていることをアピールした方がいい。ゲームソフトなどは世界中で山ほど売られているので、いろいろな写真を掲載することで差別化ができる。
今はいろいろと様子を見ているところだ。
バラしてしまうなら、まず、送料無料の$0.01スタートのオークションなら、必ず売れる。でも、価格が上がらずに終わってしまうと、送料が持ち出しになってしまう。
それならばと、送料を計上して、同じく$0.01スタートで出してみた。いつもは広告を利用して、アクセスを稼いでいたのだが、これも勿体ないのでやめてみた。
なんと今朝はこれに入札が入ったのである。このソフトは軽いので、送料もそれ程かからない。$0.01で終わっても何とかなる。
オークションは、アメリカのeBay.comだけに出品されるが、固定価格で出品すると、eBayマグという、ヨーロッパの各eBayにも出品される仕組みがあるので、固定価格の送料計上と商品価格$9.99でも出品してある。これは様子見である。
このソフトは、かつて本格的にやろうと思ったことがあって、ヤフオクで大量に買い付けて、リンゴ箱2つくらいの在庫が部屋の中にある。
ちょっと忙しくはなるけれど、一つ数百円でも利益が取れるなら、やる価値はあると思っている。
次回はカメラについて、ご紹介してみたいと思う。
乞うご期待。