今日、メールを見ていると、eBayの日本サポートデスクからメールが来ていた。

 見ると、コロナで長い間発送のできなかった、小型包装物という方法で、アメリカに荷物が発送できるようになったという。

 そういえば、10月から何とかが復活する予定です、と、いつか読んだのを思い出した。
 今までは最大取引先であるアメリカから注文が来ても、日本郵便の商品(海外への送付方法)では、高すぎて送ることができなかった。かろうじて、もう少し安いFedEXを使っていたのだが、これも利益を食うので、なかなかモチベーションが上がらずにいた。

 例えば簡単に言うと、私がよく送っているサイズの、日本で言う60サイズ、重さが500g位の箱で、日本郵便のEMSだと、日本からアメリカへ送るのに4,000円以上する。燃料サーチャージや通関などを含めた金額ではあるが、いかんせん高い。

 私が始めた頃は、国際e-Packetという商品があり、これだと1,235円で送ることができていた。

 先日注文が来て送ったFedEXでは、同サイズ、もう少し軽い箱で約3,000円。

 そして今回解禁になった小型包装物という方法では、1,670円。

 でもこの商品には書留(追跡番号+補償)がついていないので、これをオプションでつけると、プラスで460円。

 ということで、2140円で送ることができるようになる。

 更に、今はまだ稼働していないSAL便というものが復活してくれると、e-Packetライトという商品が使えるようになり、これだと1,830円で送ることができるようになる。

 e-Packetライトの再開は未定のようだけれど、コロナも落ち着いてきたこのご時世、間もなくではないかと思っている。

 eBayで販売した売上げは、payoneerという海外の仕組みを通して、私の口座に送金されるようになっている。これが、最低でも$50貯まらないと送ってもらえない。

 先日の販売で$60ドルと少しになったので、今回送金をしてみてびっくり、9,000円以上が口座に振り込まれた。

 私がeBayをはじめた頃は、確か1ドル90円位だったように記憶しているので、この売上額を円に換算しても、5,400円位にしかならなかったはずだ。それがどうだろう。

 ちょっとだけやる気にはなったものの、今回も問い合わせから受注への道のりを、こんな風にして逃してしまった。

 商品価格は$78ドルの商品に対して、このような問い合わせがあった。

「$50+送料にまけてくれ。長期在庫だろ」
「すみません、ディスカウントはできません」

「いくらならいいんだ?ベストなプライスはいくらだ?」
「日本郵便のシステムが使えないので、FedEXを使わねばなりません。商品代金の$78と、$30の送料が適正です。値上げせずに出品しています。ご理解下さい」

 返事なし。

 私が日本郵便の商品が復活した事を知り、再度のオファー。

「先日はありがとうございました。10月1日から、日本郵便の仕組みで送ることができるようになりました。商品代金は30%割引の$54.6+送料でご案内できます。よろしければご検討下さい」
「$45+送料なら買う」 

「そこまでの値引きはできかねます。ご案内した金額が最終価格です。ご連絡いただき、ありがとうございます」

 今はここである。

 おそらく買わないだろう。買って欲しくもない。

 だいたい、このようなレベルの値引きを要求してきて、なおかつしつこい顧客に、あまりいい人はいない。

 一瞬、もったいなかったかなと思ったものの、基本的にはディスカウントをしないという自分のポリシーを貫く事ができなかった自分を反省すると同時に、これでよかったと思ったのである。

 おそらくもう、返事は来ないだろう。

 こんな風に書いてしまうとちょっと面倒くさいような海外販売だけれど、このような顧客はごく一部で、大抵は商品とサービスに満足してくれる。

 気合いを入れたりすると失敗したり、嫌になったりするので、今まで通り適当にやって行こうと思う。