月曜日は朝6時過ぎの新幹線に乗って実家へ行き、介護の用事を済ませてきた。
朝はいつもと同じ2時起きで、朝食を済ませ風呂に入り、腸の調子を整えて向かった。
途中、東京駅から新宿に向かう中央線快速の中でオヤジから電話がかかってきて、不覚にもマナーモードにするのを失念していたので、小さな声ならいいかなと思い、「電車の中だ」と言ったら、すぐさま周囲の人が7人位振り向いた。私が電車通勤をしていた時代は、まだガラケー全盛でスマホなどなかったので、どうもこの辺りの立ち回りが上手く行かない。
実家にはレンタカーを借りて向かった。軽で5時間ほど借りて2,500円は安いのか高いのか、格安のお店なのだけれど、もしかするともっと安いお店があるかもしれない。
今日は忙しかった。
レンタカー屋さんと実家の間に姉の家があるので、姉を拾った。
実家に到着して早々、母の老健施設に行く予定だったのだが、その前の僅かな時間で、前回取り付けた「みまもりカメラ」の修理を行う。状況としては、Wi-fiが全く機能しておらず、全てのカメラ、といっても2つなのだけれど、これが働いていないようだった。原因はわかったけれど、実際の対処は帰ってきてからということで、老健施設へ。
母は数日前、施設内で転倒してしまった事から、顔に大きなアザを作ってしまっていた。母も脳の病気をしているので、リクシアナという血液をサラサラにする薬を飲んでいるため、アザの状況はひどく、また、なかなか治らない。未だに口の横あたりに大きなアザが確認できて、まだ少し痛い、と言っていた。
私の事がわかっているのかどうかも、最近では微妙になってきた。私の顔を見て、一瞬顔つきが変わったのはわかったけれど、名前を呼んでくれない。航空関係の仕事をしているとか、いろいろと外れたことを言うようになってきてしまった。
姉は洗濯物を届けに何度も来ているので、慣れた様子で母と接している。父はダメだ。自分のことばかりを話し、せっかく大変な状況の母が目の前にいるのに、「大丈夫か」とか「今回転んでしまった箇所はもう痛くないのか」とか「ご飯は食べているか」とか、気遣う言葉が全く出てこない。喋るには喋るのだけれど、自分に都合のいい事ばかりを喋っていて、これでよく夫婦が続いてきたものだとつくづく思う。
昼食が始まるからと老健施設を後にし、実家へもどる。
木曜日に行くMRIの検査の用紙を書いてくれと姉から頼まれたので、それを書く。姉は左利きで文字を書くのにコンプレックスを持っている。母は姉の左利きを直そうとしたのかどうか、それはわからないけれど。
書類が出来たら、次はWi-fiの検証だ。調べてみてもよくわからなかったので、サポートに電話してみると、プリペイドで買ったギガが無いですね、追加で購入してもらえればすぐに開通します、とのこと。聞けば、私はこの時少し慌てていたので、30日間有効の100Gを買ってしまったのだ。私としては365日有効のものを買ったつもりだった。
この有効期限が切れたので、追加購入すればいいらしい。でも、なかなか買い方がわからず、あれこれ苦戦した末、265日有効の30Gをチャージして、無事にWi-fiが開通した。
合わせて、母の部屋と父の部屋のみまもりカメラをアプリに再設定。姉が用意してくれた近くのローソン100の冷やし中華とおにぎり2つとコロッケをほおばりながら、何とかカメラを復活させることができた。
そしてとどめが特養だ。これが今回メインの訪問で、午後一の1時過ぎに向かった。施設はとても大きく、すばらしい所だった。
担当の人が迎えてくれ、説明を受ける。私の質問の前に今の施設の状況を教えてくれたのだけれど、私たち家族にとって、今現在、いい状況にあると教えてくれた。
送られてきた状況が点数的にあまりいい結果ではなかったので、私は前日に市役所に問い合わせをするなど、少々憤っていたのだけれど、とても感じのいい担当者の方が説明してくれた内容は、その問い合わせが恥ずかしくなるような、とても内容の濃いものだった。
話を聞いた後、施設内を案内してもらう。とても広くて、個室などは義父がお世話になっていったサービス付き高齢者住宅のそれと、トイレが無い以外、何ら変わりは無いものだった。
最後に、エレベーターで一緒になった入所者の方が、私の顔を見て微笑んでいるので、私と担当者の方とで、手を振ってお返事をしたら、その方は「誰でも来てくれるとうれしいからね」と、満面の笑みで喜んでくれた。この入所者の方の笑顔が、とても印象的だった。
実家に戻り、少し休んでから、姉を乗せて出発。
レンタカーを返却し、東京駅まで行って、新幹線で帰ってきた。
帰りはカミサンが迎えに来てくれて、近くのファミレスで久しぶりに夕飯を食べて無事に帰った。
何だか忙しい一日だったが、充実していたと思う。
ダメだと思い込んでいた特養の入所に光が見えたことで、少し気持ちが楽になった。





