逆境を乗り越えて: eBay出品者の奮闘記

 今週末は東京で同窓会のため出かけるので、eBayの出品もそれに合わせて調整しておいた。

 オークション終了の分は昨日までに全て支払いがあり、発送も終えることができた。

 このように書くと儲かっているように見えるが、送料無料、フリーシッピングで出品し、殆どが送料分までの価格になっていないので、持ち出し、大赤字である。

 唯一、少し前にも書いた、送料を計上して入札が入っていた分は、見事にキャンセルとなった。やはりポンコツのゲームソフト一つに、いくら世界のマーケットであろうと、$10は払えないようだ。

 大体の状況はわかった。送料無料でのオークションには、やはりそれなりの人が集まってくる。私は今まで、海外の富裕層向けに販売をしようと計画し、eBayの他の出品物は、考えられないような値段を今でも設定している。これでも、売れるときには売れる。
 北海道の外国人しかいないスキー場のラーメンは2000円とか2500円とかの価格がついている。この価格について海外の人は、「適正価格だと思うよ。仮にもっと安かったら、悪い物、まずいものだと思ってしまうね」なんて言っていたので、あながち私の出品も嘘ではないのだと、勝手に解釈している。

 アカウント状況の改善を狙って、このような赤字の取引を続けるべきか、それともあきらめて元の状況に戻るか、ちょっと悩み始めたところだ。

 何件かフィードバックが届いているが、お客さん自体はとてもとても満足してくれている。これだけが収穫で、これを今はお金で買っているようなものなのだ。

 昨日も、11キロ離れた郵便本局のゆうゆう窓口まで、海外発送の荷物を持って行った。この本局が一番営業時間が長く、夜の9時までなので、どうしても発送はここになってしまう。

 私の車で往復22キロ走ると、燃料を2リットル使う。それだけの経費と時間をかけ続けてこの仕事を継続したところで、果たしてどうなのだろうと考えてしまう。

 期待していた送料計上分がキャンセルになったのが効いている。やっぱりダメなのだ。
 この週末は三連休だったので、e-Taxで確定申告をした。

 今回の給料でもらった運転の仕事の源泉と、一つ前のものを比べてみると、総支給額が50万円も違っていた。どうりで回らないわけだ。数百万の50万ではない。ちょびっと万円のうちの50万減なので、痛すぎる。

 口を滑らせてカミサンに言ってみたところ、「子供がいないんだから、何とかしてよね」と言われてしまった。そりゃそうだ。だけど、カミサンのこの言葉も効いた。

 それでは国内はどうなのかと見てみると、今は匿名配送が当たり前の時代になっている。私はこれについていくことができていなかったのだが、上顧客である日本郵便の「ゆうパケットポストmini」という商品があることを知り、興味を持って調べてみた。

 これがかなり簡単で、しかも安い。もちろん匿名配送である。

 ちょっとやってみようかなと、昨日の休みに地元の郵便局に発送がてら買い求めに行くと、「すぐになくなってしまい、品切れ」なのだという。

 それならと隣町の、午後からカミサンと買い物に行くイオンの近くの郵便局に電話をして聞いてみると、今朝入荷して少し在庫があるけれど、すぐに売れてしまうので、夕方まであるかどうかわかりません、とのお返事だった。

 カミサンとの買い物がてら行ってみると、何とかまだ在庫があり、10枚買うことができた。

 また、更に夜の発送で本局に行ったときにも聞いてみると、ここでは5枚しか売ってくれないという。やけくそになって、ここでも5枚買い求めた。

 今の時代、郵便局も電子マネーに対応している。いつも振りかざしている後納カードではなく、久しぶりにドコモ系のiDを使って決済してみた。

 空いた時間では、ChatGPTを使って、アフィリエイトやグーグルアドセンスの記事を作成している。これも少しコツがわかってきて、要は、ChatGPTは可能性を秘めた道具であり、上手に命令文を出してやることで、最大限、持っている力を発揮することができる、ということだ。これは次回にでも書こうかと思う。

 何だかんだこれだけやろうとすると、先日はじめたカメラの修理まで時間が取れない。専業でやっていた時は一日15時間位、サイト作成に時間を費やしていたが、このようなパワーももうない。

 今まで苦労していた発送の悩みが、ゆうパケットポストminiでクリアできるかもしれないという淡い期待がある。

 売る物は山ほどある。

 海外と併用して、国内も少しだけ復活させてみようかなと思っている。