表題の如くなのだそうだ。
義父が来週の月曜日から透析をすることになった。
これをするためには一か月あたり30万から50万円の費用が必要になる。
現在透析治療をしている方は沢山いらっしゃる。みんなよくこんなにお金があるなと思っていたのだが、現実を知って驚いた。
この透析治療は、患者の負担を減らすべく、行政の支援が整っていて、透析患者は一か月1万円の負担で済む。更に義父はペースメーカーが入っていて身体障害者の手帳を持っている。そして要介護2と認定されている。などなど、いろいろな制度の恩恵を受けており、この1万円の自己負担分までが補助され、何と実質的にお金がかからない仕組みになっている。更に、医療費全般に関してこれは適用されていて、医療に関しては負担がゼロ、ということが、最近になってわかった。
先日ニュースで、寝たきりで脳死状態の患者に透析をしているという医療の実態が報道されていた。人それぞれに価値観があるので、一概には何とも言えないが、考えさせられる報道である。
私は20年以上一緒に暮らして来た家族の事だから書く。
この、透析医療にこの後費やされるであろう、一か月あたり50万円のお金、もっと有意義に使う方法があるのではないだろうか?
そもそも透析をはじめるにあたって、看護師の説明では「透析をするという選択をされていますので」ということをカミサンは聞いてきたのだが、家族である私達に透析治療をしますか?という問いかけは、病院側からなかった。
裁判でもすればできるようなネタではあるけれど、私もカミサンも彼の事で精神的にも肉体的にも疲れ果てているので、私も少し声を上げようかと考えはしたけれど、こちらが病気になりそうなので、今はやめて忘れている。
私とカミサンの意見では、彼に透析治療は必要ないということで一致している。腎臓という臓器が悪くなり、ある程度の治療をしてもどうにもならないのなら自然の摂理に任せればいい。
なのにどうして透析治療になってしまったのかといえば、表題の如くの病院の売上げになり、患者には少ない負担で継続課金、大きな売上げが期待できるからである。普通の患者ならごまかせても、私の目はごまかせない。これを考えてしまうととても頭に来る。
そして、国民の皆様が汗水垂らして働き、納めてくれている税金を、こんな形でこんな額受け取り続ける(支援され続ける)事に、家族である私は、とても心を痛めてしまう。
今からでも拒否できるのであればそうしたいが、無理のようだ。
ミサイルを買うお金を増税で賄おうと考える前に、もっと見直すところがあるのではないだろうか?
私達が選んだ人たちが決めている事だから、と言われればそれまでの話だけれど、このままでは今後の日本がおかしくなりそうな気がしてならないのである。
一国民の現実、意見として、ここに記しておきたい。