58歳、将来への不安と向き合う日々—屋久島の思い出と現実の狭間で

 屋久島に行った頃は、将来のことなんか何も考えていなかった。

 この先は、適当に年を重ねて、それなりに暮らしていくのだろうと、単純に考えていた。

 しかし、ここ最近になって、将来への不安がかなり強くなっている。年齢は58歳。

 親はどうなってしまうのか、今の家はどうなるのか、カミサンも私もどうなってしまうのか、身体が動かなくなってしまったらどうなるのか、そもそもいつまで働けるのか、何歳になったら身体が動かなくなるのか、お金はどうなるのか、カミサンに将来貧乏は惨めだと言われたけれど、それなら貧乏じゃない暮らしというのは、どの位のお金があればいいのだろうか、挙げればきりがない。

 私は長い間副業をしてきて、これで何とかなると思っていた。

 しかし、それなりに自信を持っていた副業の数々も、怪しげな感じになって来てしまっている。

 物販は売れない。売れても今の状況では発送業務ができない。FXはまとまった資金がなければ怖い。そして私が力を入れていたアフィリエイトやブログも、ドメイン代は高騰し、書いた記事はインデックスされなかったり、Googleの仕様変更で以前のような上位表示が難しくなってきたり、ChatGPTの台頭でライバルが激増してしまうなど、これもまた数え上げればきりがない。

 おまけに、私のアゴは今、腫瘍に冒されている。

 この場所にできてしまった腫瘍は、ネットによると悪性の確率が50%とか、かなり高いらしく、更なる不安が募る。

 医療費だってそんなに余裕があるわけじゃないし、仮に入院とかになったら仕事はどうなるんだろう、貯金もないし、借金ももう限界だし… こんな事を考えていると、それこそ昔で言うノイローゼに近い精神状態になってしまうのである。

 今の運転の仕事はそれなりに大変なのだけど、山や田んぼや緑の中を走るので、これを見ながらでストレスを解消しているような状況である。

 家に帰るとそれなりの時間になってしまうし、パソコンに向かえば寝落ちしてしまうし、かといって毎晩何もやらなければこの状況を打破できないし、悩ましい状況が続く。

 昨日、少しだけ明るい兆しが見えた。私が所有している、かつて毎月10万近くを売り上げていた、自動車関連のサイト群がある。

 これらはGoogleのアルゴリズムに上手く乗ることができなくなり、今は開店休業状態が続いている。

 しかし今、これらのサイトをChatGPTを使ってリライト、修正、時代に合わせた書き直しをすることにより、少しは状況が改善するかもしれないという情報がある。

 何とかならないかと思いながら、昨日これをやってみたが、それ程負担になる作業ではないので、毎日できるのではないかと思った。

 しばらくは、平日夜はこれを続けて、休みの日には、新しい副業のサイトを作ってみようかなと思っている。

 とにかく、何かやらなければ生きていくことができないので、がんばらねばならない。
 毎日こんなことばかり書いてしまっているが、これが現実なのだ。