ランクルヨンマルヒーター温度調整ノブ

 今日は運転の仕事が休みだ。

 毎週月曜日と金曜日は仕事が薄い状況が続いている。

 でも、これは、休みになった時には無理に出勤せずに休みでいいということは、自分が望んでいる事なので、私は嘆くのではなく、家の仕事に励む。

 先週末、自宅の駐車場に愛車のランクルヨンマルを納めた。昨日カミサンと出かける際にちょっと見てみると、下のモルタルに冷却水が少し垂れているのを発見した。少し気になったが、カミサンとの約束は守らねばならないので、昨日は気にすることなくそのまま外出を続け、急遽時間ができた本日、見てみることにした。

 実際に見てみるまでは、不安が付きまとう。ウォーターポンプは5年前位に取り換えているので大丈夫だとは思う。ラジエーター本体だったらどうしよう。インスタグラムでランクル40用のラジエーターを販売している人と友達なので、最悪取り替えになっても大丈夫ではあるのだけれど、余計な出費はできれば避けたい。

 ジャッキアップは面倒臭いので、いつか取り換えたカルディナのディスクローターと、自宅のエアコン設置時、室外機用に買ってきたブロックとを組み合わせて階段を作り、そこを登って車高を上げ、車の下に潜り込んでみた。

 オイルパンに緑色の冷却水が付いていたが、漏れているのはここではなかった。U字型に折れ曲がっている小さなホースの色が変わっており、おそらくこのホースを固定しているバンドのネジが少し緩んでいるのが原因だと思われた。

 なかなか手が入らなかったが、手前のネジはドライバーで、奥のネジはラチェットで何とか回すことができた。結構緩んでいたが、回しすぎると切れて、これまた面倒なことになってしまうので、慎重に締めた。

 おそらくここから漏れた冷却水がエンジンのブロックを伝ってオイルパンまで廻り、それが床に落ちたのだと思う。

 念のために、オイルパンを留めているボルトも、ぐるっと増し締めをしておいた。一応整備をする者の端くれとして結構値段がしたトルクレンチを持っているのだけれど、万が一にでもボルトがずっこけてしまい、ヘリサートなんてことになるとこれまた面倒臭いので(やったことない)、私のハンドパワーでインチキ適性トルクを出し、締め付けをした。ここはそれ程緩んではいなかった。

 パーツクリーナーで汚れた箇所を清掃し、ウエスで拭き取り、先日MonotaROで届いた冷却水を適当に水で薄めて補充し、作業は完了である。

 今日は少し余裕があったので、ついでに固着していたヒーターの温度調節のパーツを復活させようと、最高級浸透潤滑剤「ラスペネ」を吹いて、少しずつ壊れないように動かしてみると、さすが最高級品、固着が解け、見事に動くようになり、とても嬉しくなった。

 なかなか普通の車では味わえない適当な整備を終了し、これを書いている。

 ポンコツランクルも今年で45歳、私の所に来てからは36年になる。何とか頑張ってくれ、なのである。