住所は合っているのに、荷物が届かない。
日本ではありえないことだが、海外では平気でこんな事が起こる。
日本なら、住所を書き間違えても、調べて届けてくれる事さえある。
有り難いことではあるけれど、このようなサービスに慣れてしまっている我々日本の国民が海外販売に取り組むと、痛い目に合うこともある。
届かなかった荷物は、アメリカ宛てのもの。トラブルが多いと言われる、イタリアやカナダではなく、一番まともと思われるアメリカである。
eBayのバイヤーとして、画面に表示されている住所通りに発送したにもかかわらず、「住所が不完全」ということで戻ってきた。
FedEXなどだと、この返送の送料も私たちセラーが払わなければならない。ディスカウントが適用されない場合もある。そうなると、レターパックくらいの大きさの荷物でも5千円とか、取られてしまう。
今回、こちらからは日本郵便の国際郵便のシステムを使って送ったので、アメリカ国内では郵便事業を行っているUSPSという所に引き継がれる。もちろん、トラッキングナンバー、追跡付きなので、荷物は追うことができる。
この荷物は、返送されてきてすぐ、再送した。その時の記事はこちらである。
再送の荷物は現在、税関にある。荷物には書ける範囲全てに朱書きをしたのでやはり事故扱いなのか、いつもよりも少し動きが遅いが、確実に動いてはいる。これは静観するしかない。
問題は、返送された荷物の送料だ。
日本郵便のサポートが言う通りに調査請求という書類を書き、即日提出したのだが、その返事が昨日返ってきた。
何故届かなかったんですか?送料は戻してもらえるのですか?との問いには、先方から
「わからない」
との返事があったとのこと。ただそれだけだ。
こちらが支払った送料に関しての説明は、何もなかった。トラブルは嫌なので、敢えて突っ込みもしなかったが、海外の郵便なんて、こんなもんなのである。
あっちこっちに「円安の今、eBayで海外販売を」なんて広告を見るけれど、よっぽど上手くやらなければ、出したって売れないし、売れたって安いし、手数料は高いし、挙げ句の果てには、このような泣き寝入りをしなければならないケースが、まま発生する。
eBayというプラットフォームは、特にバイヤーファーストなので、セラーに対してはトラブルになった際、厳しい面がいろいろとある。ないとは願いたいが、私たち日本人は所詮「イエロー」なんだなと感じることは、トラブルになってしまった際、感じてしまうこともある。
ということで、よっぽどの自信がある方ではない限り、私はおすすめできない。
これがインチキeBayセラーの本音なのである。