苦手な採血を克服する

 本日土曜日は休みだけれど、会社の健康診断があったので、朝からお金をもらうことのできない会社へ行ってきた。

 最近の懸案事項は血圧で、上150、下90のラインを超えてしまうと、引っかかって病院に行かねばならなくなる。

 私は毎朝血圧を測っていて、どう転んでもこのラインを超えることはないのだけれど、白衣高血圧という症状があり、健康診断の会場に行くと血圧が上がってしまうので、たちが悪い。

 今回は2回目で何とかクリアできた。

 また、以前から採血が本能的にダメで、今までの人生で何度も貧血を起こして床に転げてしまい、周囲の人に心配やご迷惑をおかけしてきたので、これもまた懸案事項の一つだったのだが、最近は床にヨガマットのようなものを敷いてもらい、その上でやることでクリアできるようになった。

 このスタイルを依頼する前に、採血担当の方が、血管を見せてもらえますか?と言うことが多いのだけれど、私は採血する人に言わせると、「今まで見てきた中で一番やりやすい、ぶっとい血管ですね」というお宝の持ち主だということが最近になってわかった。

 筋肉や頭の回転はトレーニングで鍛えることができるけれど、血管の太さなんて、自分の意志でどうのこうのなるものではない。

 義父は私の反対で、血管が細く、採血も透析も難しいことから、腹膜透析をしているが、これとは正反対の状況である。

 親に感謝しなければならない。

 最後にバリウムの検査があった。

 これは毎回思うのだが、検査技師によって、かなり負担が違う。

 今回の方は、指示はとても上手だったけれど、くるくると回転する回数がいつもよりも多い感じがした。何とも思わない私でも、かなり大変だったので、これが嫌いな人だと、ちょっと辛いかもしれない。

 終わってから、もう一仕事あった。

 土曜日なので、いつもは行かないコンテナヤードへ、行き慣れない同僚が運行を指示され、困り果てていた。電話で聞いたって、コンテナヤード内のあの複雑な決まりは説明できるものではない。

 彼が困り果てて、私に助けを求めてきたので、横に乗って、一緒にコンテナヤードへ行き、実入り搬入と、空バン取りを教えてあげた。

 土曜日だったので空いており、すいすいだったので、よかった。

 同僚が喜んでくれたので、こちらもいい気持ちになることができた。

 彼はこれからの予定を話してくれたけれど、一週間家に帰ることができないとても大変な行程だった。お金を稼ぐのは簡単ではないし、食費などの経費もかかるので、思った以上に実入りは少ないのかもしれない。

 そんなこんなで家に帰ってきたら昼前になっていた。

 もうどうでもいい状態のeBayにとあるものを一つ出品したあとでこれを書いている。

 来週からは、いつもの仕事がないので、この会社に入った原点のダンプカーの運転手に返り咲きである。

 仕事があるだけいい。

 これからも何とか頑張らねばである。