振り返れば、25年位前から、こうやってネットの日記を書いている。
屋久島のとびうお漁師はトレーラー暮らし、というサイトの中で、屋久島のとびうお漁師の日記帳、というコーナーを作り、ここで書き始めたのがはじまりだ。
当時は物珍しかったこともあったし、検索エンジンも適当だったので、いろいろなキーワードで上位表示されていたようで、書く毎に読んでもらえているんじゃないかなという実感があった。
実際、私の日記を読んだと言って、屋久島に来てくれた人は沢山いたし、オフ会を開催してもらった事も何度かある。
当時のホームページには、今のようなコメント機能がなかったので、代わりに、TeaCupという所の掲示板をレンタルして、そこからリンクを貼り、交流の場所を作った。
こんどこそインターネットという雑誌の取材を受け、私が屋久島でとびうおの漁師をしながらキャンピングトレーラーの中で暮らし、ホームページを製作し、その中で日々の日記を発信し、獲れたとびうおのお裾分け的通信販売などもしているという記事が掲載された。
当時ねこを飼ったばかりで、キャンピングトレーラーの中で分厚いNECのノートパソコンを開きながら、子猫を抱いている私の写真を掲載してもらった。
失業し、パソコンの勉強でもしなければと思っていた、とある東北地方の女性が、「ねこがかわいいから」という理由でこの記事を読みはじめ、私のホームページにアクセスし、メールをもらった。
結婚できたのは、書くことがきっかけだった。
その後は紆余曲折を経て、最近ではカクヨムという所や、自分のブログ「ひろしの日記.jp」で書き続けている。
どちらもアクセスはペラペラで、ちょっと悲しい感じもあったのだけれど、結果云々よりも本能に任せて書き続けている。
出すところが悪かったのかもしれない。
でも驚くかな、私の書いてきた文章を、屋久島時代から今も読み続けてくれている方もいらっしゃる。
この喜びは、どうやって伝えたらいいのかわからない。書き続けること、発信し続けることは、私にとって、もはや人生の一部となっている。
昨日TikTokに上げた#1 流行に乗る は、嬉しいことに100人以上の方の目に留まり、何人もの方から「いいね」をもらうこともでき、さらにフォローしてくれる方までいらっしゃった。これは嬉しい誤算で、ご覧いただけた方々には、心からの感謝を申し上げたいと思う。
このように、私の人生には、「書くことで転機を引き寄せた」という歴史がある。
今回も、なにかいいことがあればいいなと思いながら、この先も今まで同様、書き続けて行こうと思っている。
みなさん、いつも読んでいただき、ほんとうにありがとうございます。
これからもよろしくおねがいいたします。