義父の最期に向き合う日々と家族葬の準備

 介護施設から電話があった。

 義父の意識が、一時期なくなったという。

 酸素吸入で一時は落ち着いた。

 次の日も電話があった。

 今度は看護師さん経由で担当医と話すことになり、そろそろだと思う、とのこと。

 いよいよだなと思い、妻や仕事の関係各所に連絡をした。

 薬で痛みを抑えているので、痛がるという事はないと思う。朝、起きずに亡くなっているというような状況になると思う、とのことだった。

 また、夜中に亡くなったとしても、申し訳ないけれど死亡の確認は翌日になるとも言っていた。それは仕方ない。

 同時に並行して、以前連絡した葬儀屋さんにも連絡をし、いろいろと聞いてみる。

 こちらの葬儀屋さんは最近こちらの地域で家族葬を展開している所で、私は義父が入院した際に会員登録をした。

 電話をすると、料金や段取りなど、懇切丁寧に教えてくれた。さすがだなと思った。

 予定では、お金をかけずに最低限のこと、葬儀ではなく、手続きをしてもらいたい旨を話し、理解することができた。

 骨は、海上散骨で、松島に撒いてもらおうと思っている。これでいい。

 おそらく費用は20万円もしないで済むと思っている。

 私も妻もかなりのストレスがかかっている。

 昨日逝くのだと思っていても、朝の今現在まだ連絡はない。

 とにかく、粛々と進めるしかない。

 順番なのだから。